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[新人戦]神村学園MF大成健人が九州大会の優勝ゴール。課題を改善し、「チームを助けられるように」

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前半29分、神村学園高MF大成健人(2年=神村学園中出身)が決勝ゴール

[2.20九州高校新人大会決勝 神村学園高 1-0 大津高 白波スタ]

 神村学園高(鹿児島2)のMF大成健人(2年=神村学園中出身)が、KYFA男子第45回九州高等学校(U-17)サッカー大会の優勝ゴールを決めた。

 前半29分、神村学園は右サイドから仕掛け、PAのFW名和田我空(2年)にボールが通る。名和田がキックモーションから判断を変えて上げたクロスを大成がヘディングシュート。難しい体勢からのヘッドをしっかりと合わせて決め切った。

「フリーな状態で、我空から良いボールが来たので、もうあとは決めるだけっていう感じで決めれて良かったです。いつでも来いっていう感じだったんで、来た時はどういう形でも決めるっていうのは自分の中にあったんで、そこはがっつりいきました」。決して得意ではないというヘッドで千金弾を叩き出した。

 昨年はシーズン終盤に台頭。選手権予選準決勝で先制点を挙げると、全国大会でも2試合に先発した。鋭い縦突破と得点力を備えた大成は、U-17日本高校選抜候補に選出。大舞台を経験したMFは今大会でSHとFWを務めた。
 
 小学生時代はFWだったこともあり、得点への意識は高い。今大会は決勝を含めて3得点。だが、「質っていう部分が低くて。自分的にはボールロストが多いっていうのがほんとに課題」と首を振る。決勝もボールタッチが安定せず、悔しいゲームに。チームの先頭に立って引っ張るべき存在だが、十分な活躍をすることができなかった。

 だからこそ、改善することが必要。「有村(圭一郎)監督からも質の高いプレーは求められている。ロストが多いんで、自分は。そういうところはなくしていかないと。もっと上に上がっていかないといけないと思うんで、そういうところはしっかりしていきたいなと思います」と誓っていた。

 今年の神村学園は攻守に力のある選手が多い。「チームとしてもやっぱり3冠を狙ってるので、そこで自分が中心となってチームを助けられるようにしていきたいなと思っています」と語る大成が、中心選手に相応しい活躍と結果で神村学園を勝たせる。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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