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[MOM4670]西武台MF高橋祐輔(1年)_ブレずにリーダーとしての振る舞いを続け、1-0勝利へ導く

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西武台高を声とプレーで引っ張ったMF高橋祐輔主将(1年=大宮アルディージャU15出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.20 関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第1節 西武台高 1-0 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 リーダーとして、プレー、声で西武台高(埼玉)に前を向かせた。MF高橋祐輔(1年=大宮アルディージャU15出身)は、指揮を執った関根雄太コーチも評価する運動量でチームを牽引。矢板中央高(栃木)のダイナミックな攻守に苦しんだが、競り合い、セカンドボールの回収で奮闘するなど1-0での勝利へ導いた。

 高橋は「自分が求められてるものは、やっぱりチームをまずまとめることだったり、コーチングの部分であったり、あとゲームを落ち着かせるプレー」と説明する。この日はなかなかボールが落ち着かない展開。求められていることが全て表現できた訳ではなかった。

 それでも、コーチング、チームをまとめる部分は変わらなかった。キャプテンは、試合終了までリーダーとしての振る舞い。「そこは絶対にブレずにやろうっていうのは、自分でも決めています。それが自分の強みだと思ってるんで。(また、声は)チームとして求められていることですし、やっぱり『オマエがやんないで誰がやるんだ』と。そういうところも多分、(コーチの)関根さんも信頼してくれると思う」。我慢の時間が続いた終盤もチームを鼓舞し、勝ち切った。

 大宮アルディージャU15から、関根コーチからの熱いメッセージも受け、将来のプロ入りを目指して西武台へ進学した。高校3年間で自分が西武台を背負って、力になって、頂点の景色を見せる意気込みだ。

 すでにトップチームの活動にも加わっているが、ここからプリンスリーグ関東の試合に絡んでいくこと、また1年生チームに戻ってきた時には他との違いを示すことが目標。関東ROOKIE LEAGUE Aリーグも優勝して、全国大会へ行くことがノルマだと考えている。

「やっぱりルーキーリーグは優勝して全国行くって、昨日も関根先生が改めてみんなに言ってくれましたし、去年は全国行く直前(プレーオフ)で落として、先輩たちも『ほんとに悔しい』『ほんとに今年は優勝して欲しい』っていう風にみんな言ってくれている。・やっぱり西武台を背負って、しっかりと今年は優勝して、全国出たいなと思います」と力を込めた。

 元日本代表MF中村憲剛や日本代表MF遠藤航を目標の選手に挙げる。「やっぱり強くて上手い、そういう選手になりたいなって。あと、やっぱり身体が小さいんで、頭使ったり、技術の部分で違いを見せたいなと思っています」。身長160cm台と小柄なボランチは貪欲に上を目指すだけ。チームのためにも、3年間で自分を磨き上げる。


(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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