beacon

[MOM568]渋谷幕張MF坂巻翔大(2年)_国体優勝経験した大黒柱

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.4 千葉県高校新人大会Bブロック決勝 渋谷幕張4-1市川東 八幡球]

 DF田中マルクス闘莉王(名古屋)やMF服部公太(岡山)らを輩出してきた渋谷幕張の新チームに欠かせない存在だ。宗像マルコス望監督が「彼がいるとゲームが落ち着く。ファーストディフェンスに行くし、攻撃も彼から始まる」という10番MF坂巻翔大(2年)はこの日、中盤の底の位置で攻守に奮闘。正確なボールコントロールと判断力でゲームメークし、身体の強さを活かした守備と自信を持つヘディングでも相手の攻撃を封殺した。

 昨年の山口国体少年男子に千葉県選抜の一員として出場。全国制覇を経験した。次はチームで全国舞台に立つことが目標だ。「昨年から出ていたメンバーたちとチームを引っ張っていく」と意気込んでいる。中盤で光るプレーを続けていたこの日、プレーだけでなく「最後まで声をかけ続けてやろうと思っていた」とリーダーのひとりとして声でもチームを盛り立て続けた。

 全国まであと2勝に迫りながら流通経済大柏に1-2で敗れた昨年の選手権予選。足首を負傷していた坂巻は痛み止めを服用して1点を追う後半開始から出場した。だが、わずか2タッチ目でひざも痛めて最後まで自分のプレーをすることができなかった。「本当に悔しかった」。それだけに背番号10は強い思いを胸に今年ピッチで大暴れする。

(取材・文 吉田太郎)

TOP