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香川交代後失点のユナイテッド。指揮官の古巣に敗れ、首位との勝ち点差は12に

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[12.4 プレミアリーグ第14節 マンチェスター・U 0-1 エバートン]

 プレミアリーグは4日に各地で第14節を行い、日本代表FW香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、エバートンに0-1で敗れた。香川は先発出場し、中盤の潤滑油として機能していたが、後半13分に交代。その後、後半31分に失点したユナイテッドは、昨季までデイビッド・モイーズ監督が率いていたエバートンに0-1で敗れている。

 立ち上がりはFWロメル・ルカクを中心に攻めるエバートンが、優勢に試合を進めた。ユナイテッドも前半24分にDFラファエウ・ダ・シウバのクロスに、MFライアン・ギグスがヘッドで合わせるが、シュートはゴール左へ逸れて行った。

 少しずつ試合の流れを引き寄せたユナイテッドは、同29分にもギグスからのパスを受けたFWウェイン・ルーニーがミドルシュートを放つ。ブロックに入ったDFに当たったため、コースが変わり、GKティム・ハワードも反応できなかったが、シュートは右ポストに嫌われた。そこに香川が詰めたが、その前にハワードにクリアされる。

 前半終盤には再びエバートンがチャンスをつくる。41分にはルカクが強烈なシュートを枠に飛ばすが、GKダビド・デ・ヘアが好セーブでしのぐ。その2分後には、香川がDFパトリス・エブラとのコンビから決定機を演出する。左サイドからスピードのあるボールを折り返したが、PA内のFWダニー・ウェルベック、FWウェイン・ルーニーは合わせることができずに、前半を0-0で折り返した。

 後半に入ると、13分にモイーズ監督が動く。香川とラファエウ・ダ・シウバをベンチに下げ、MFアドナン・ヤヌザイとMFナニを起用する。ヤヌザイがミドルシュートを枠に飛ばし、GKハワードに阻まれるシーンもあったが、ユナイテッドは組織として機能しない。それでも、後半27分にはCKからエブラが決定的なヘッドを放つが、GKハワードに阻まれる。こぼれ球にウェルベックも詰めたが、ヘディングシュートはクロスバーに嫌われた。

 決定機を生かせなかったユナイテッドを、試合終盤はエバートンが押し込んだ。後半40分にはMFケビン・ミララスの直接FKがポストを直撃する。さらに、その1分後にはPA内でボールを受けたルカクが反転して、ゴール前にボールを入れる。ファーポスト前に走り込んだMFブライアン・オビエドがゴールに決めて、アウェーのエバートンが先制した。結局、これが決勝点となり、エバートンはアウェーでは実に21シーズンぶりとなるユナイテッド戦の勝利を挙げている。一方のユナイテッドは、リーグ戦8試合ぶりの黒星で今季4敗目を喫し、首位アーセナルとの勝ち点差は12に開いている。

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