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中2日での首位攻防戦に前向きな俊輔「中澤さんも休養されましたし」

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[10.16天皇杯3回戦 横浜FM3-1栃木 ニッパ球]

 大一番を前に、しっかりと結果を残した。16日に行われた天皇杯3回戦で、J1で2位の横浜F・マリノスは、J2の栃木SCに3-1で勝利した。FWマルキーニョスが前半5分でゴールを挙げた横浜FMは、同18分に同点ゴールを決められたが、動じることなく2点を追加している。

 試合についてMF中村俊輔は「勝ったし、常にリードして戦えたからね。メンタル的にも、フィジカル的にも良かったと思う。キレを確認しながら戦えた」と振り返ると、気持ちは週末の首位攻防戦に向かっていた。気がかりな点が、あるようだ。

「次、フィジカルも、メンタルも切り替えてやって…。ドゥーさんだよね」と、口にした。次節の広島戦は、今季リーグ戦全28試合に出場してきた鉄人DFドゥトラが出場停止となる。「あれはちょっとデカいから。誰が出るのか。今日も試さなかったしね。広島と浦和は5トップっぽくなって、ズレを使ってくるから。サイドバックとボランチの連係は大事。そこら辺、次に入る人にいろんなことを伝えたい。オレがいなくなるより、ドゥーがいなくなる方が、実は響いたりするからね。ドゥーは、後ろのゲームメーカーだから。彼がいない分、入った選手と連係をとってやる。そこがポイントだね」と、コメントしている。

 ドゥトラの不在は、大きな痛手だ。だが、中2日での連戦となることについては、前向きだった。「今日はああいう(ナビスコ杯2戦目の)レイソルとの試合(2-0)を無駄にしないように、そのままの勢いでいけた。広島戦もホームだし、そのまま行きたい。中2日の方が、うちは1週間のキツイ練習をするより、良いと思う。中澤さんも休養されましたしね」と、この日の試合をスタンドから見守っていたDF中澤佑二の活躍に期待を寄せて、颯爽とミックスゾーンを後にした。

 今シーズンのリーグ戦を大きく左右することになるであろう横浜FM対広島の首位攻防戦は、19日の15時に日産スタジアムでキックオフを迎える。

(取材・文 河合拓)
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