第92回全国高校サッカー選手権熊本県予選は10日、準決勝を行った。

　プレミアリーグWESTで戦うV候補の本命、大津と熊本国府の一戦は0-0のままPK戦へ突入。ここで熊本国府GK小野公治が大津の1人目を左へ跳んでストップする。小野はさらに4人目のシュートも右へ跳んで止め、熊本国府が4-2で決勝進出を決めた。

　2年ぶりの優勝を狙うルーテル学院と鎮西の一戦は前半14分、左クロスをファーサイドのMF伊牟田幸嗣が右足ダイレクトで決めて鎮西が先制。鎮西は40分にも右サイド後方からのFKをMF豊永真光が合わせて2-0と突き放す。ルーテル学院も後半10分、左クロスのこぼれ球をMF藤原奏哉が右足で決めて1点を返したが、鎮西は試合終了間際に左サイドを抜けだした豊永が左足で決めて3-1で勝った。

　決勝は16日に熊本市水前寺競技場で開催され、熊本国府が勝てば15年ぶり2回目、鎮西が勝てば初優勝となる。

【熊本】
[準決勝]
大津 0-0(PK2-4)熊本国府
ルーテル学院 1-3 鎮西

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