高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第254回目は流通経済大柏高(千葉)MF秋山陽介選手(3年)です。

　名門・流経大柏で2年時から存在感を示してきた強力アタッカー。ゴール、アシストでチームを勝利へ導いているMFの課題と強みとは?(取材日:4月28日)

―青森山田戦(4月28日、6-0)は特に積極的にシュートを狙っていた
「前日『シュートの意識が低い』『どんどん狙って行った方がいい』と言われていて、前半ゴール前までは行けていたんですけれど、シュートの本数が少なかったので打って行かないといけないなと。その中でしっかりと石田が決めてくれたのでよかった」

―得点シーンは
「ジャメ(ジャーメイン良)が抜いてくれて、自分はドフリーだったので、入れるだけだった。2点目もこぼれたところだった」

―強い
「まだ始まったばかりなんで。しっかり決めるところを決めれているのがいいところだと思いますし、ボールをしっかりと動かして、(小泉)慶と(西槙)翼中心にやってくれているのでいいと思います」

―どこからでも点が取れる
「全員が点取りたいと思っているし、バックラインもみんな得点への意識が高いのでそれがいい方向に行っていると思います」

―秋山クン自身はシュート以外について
「課題はスタミナですね。最後までグラウンドにいられないというのは…。フル出場は(この時点で)1回だけ。もっとフル出場全部できるようにしなければいけないと感じています」

―自分自身のいい部分は
「ドリブルのところで相手の懐に侵入できているのは自分でもいいところだと思います。あとはイージーミスがあるのでそこを修正していきたいです」

―もっと評価を上げる手応えがあるのでは
「常にどの試合でも点に絡んでいければ。相手にとって怖い存在になれるようにやっていきたいです」

―テクニックには自信を
「中学の時はトラップとかそんなに上手くなかったんですけど、ここへ来て1年の時からトラップとか意識してやったことが良かった。まだミスが多いですけれど減らしていければいい」

―満足していない?
「まだまだ青木とか慶とか石田とか(森永)卓とか上手いので、そういう部分ではまだまだ劣っている。その部分ではもっと向上していかなければいけない」

―負けている感じもしないけど
「技術では勝てていないですけれど、ゴールへ向かう姿勢は負けていないと思います」

―流経を選んだ理由
「ジェフの時も一番になれていなかったし、上手くなるために練習量を増やしたかった。一番練習量の多い流経にしました」

(取材・文　吉田太郎)

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