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仙台無念、江蘇舜天に逆転負け…グループ最下位で敗退決定

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[5.1 ACL第6節 仙台1-2江蘇舜天]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は1日、グループリーグ第6節を行った。E組のベガルタ仙台はホームで江蘇舜天(中国)と対戦し、1-2で敗れた。同時刻で開催された同組のFCソウル(韓国)対ブリーラム・U(タイ)の一戦は2-2の引き分けに終わった。この結果、注目の2位争いはブリーラム・Uが制し、決勝トーナメント進出を決めた。仙台はグループ最下位で大会を去ることになった。

 第5節を終えた段階で、FCソウルが1位通過を決めた以外は大混戦となっているE組。2位で仙台とブリーラム・Uが同率で並び、4位の江蘇舜天も勝ち点2差で追う展開。3チームすべてが決勝トーナメント進出の可能性を残して、同時刻キックオフの最終節に臨んだ。

 先制点は仙台が手にした。前半24分、右サイドからDF蜂須賀孝治がライナー性の鋭いクロスを入れると、ファーサイドにフリーで走り込んだMF菅井直樹が頭で合わせて、幸先よく試合を動かした。

 しかし勝ち上がるには勝つしかない江蘇舜天の積極的な攻勢にも仙台は苦しむ。前半35分、ゴール正面でFKを与えると、FWサリヒに直接狙われる。これはクロスバーに救われたが、同38分、MF劉建業に豪快にミドルシュートを叩き込まれ、同点に追いつかれてしまった。

 何としても勝ち点3を手にし、さらに出来るだけ得点を挙げて他会場の結果を待ちたい仙台。だが後半17分、一瞬の隙を突かれ逆転を許してしまう。オフサイドラインぎりぎりを浮き球パスからサリヒに抜け出しを許すと、落ち着いて蹴り込まれ、まさかのビハインドを背負う展開となった。

 攻撃に出るしかない仙台は後半21分、FW柳沢敦に代えてFWウイルソンを投入。さらに同26分にはMF富田晋伍に代えてFW武藤雄樹をピッチに送り込んだ。

 他会場も激しく点が動き、数分単位で勝ち抜けチームが入れ替わる状況。しびれる展開が続いたが、仙台は同点ゴールが遠い。後半35分には前節のブリーラム戦でロスタイムに劇的ゴールを決めたFW中原貴之を投入し、最後の力を振り絞る。しかし同41分にウイルソンに一発レッドが提示されるなど、歯車はかみ合わず。1点さえ奪えれば決勝トーナメントに行ける――。しかし、ロスタイムに得たゴール正面でのFKも決めきれず。最後までゴールネットを揺らすことは出来なかった。仙台の初のアジア挑戦はグループステージで幕を閉じた。


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