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広島は敵地で浦項とドロー…開幕4戦未勝利に

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[4.10 ACL第4節 浦項1-1広島 浦項]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は10日、各地でグループリーグ第4節2日目を行い、サンフレッチェ広島はアウェーで浦項スティーラーズ(韓国)と対戦し、1-1で引き分けた。開幕3連敗で迎えた敵地での4戦目。後半16分にMF石原直樹のゴールで先制するも追いつかれ、初勝利を挙げることはできなかった。

 広島はビルドアップでミスが多く、浦項の猛攻に耐える展開となった。浦項は前半21分、高い位置でボールを奪い、FWコ・ムユルがシュート。同23分にはDFシン・グァンフンの右クロスのこぼれ球をFWペ・チョンソクがヒールで流し、再びコ・ムユルが狙った。いずれも決定的な形だったが、フィニッシュの精度を欠く。前半45分にはペ・チョンソクのシュートがポストをかすめた。

 広島はハーフタイムにFW佐藤寿人を下げ、MF高萩洋次郎を投入。石原が1トップにポジションを上げた。後半9分にはFWノ・ビョンジュンのシュートをGK西川周作が連続セーブ。苦しい展開の中、守備陣が粘り強く我慢すると、後半16分、セットプレーから先制点を奪った。右後方からのFK。DFパク・ヒョンジンのキックをDF水本裕貴が頭で落とし、石原が左足で流し込んだ。

 少ないチャンスを生かして先制した広島だったが、リードは長くは続かなかった。浦項は後半21分、FWコ・チャンホがコ・ムユルとのワンツーからPA内に抜け出し、シュート。一度はGK西川が体を張って弾いたが、こぼれ球をMFファン・ジンソンが押し込み、同点に追いついた。

 互いに勝ち点3が欲しい一戦は最後まで両チームが攻め合ったが、勝ち越しゴールは生まれず、1-1のドロー。これで広島は開幕から4試合未勝利(1分3敗)。G組のもう1試合、北京国安(中国)対ブニョドコル(ウズベキスタン)で勝敗が付いた場合は、2試合を残してグループリーグ敗退が決まることになった。


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