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ともに本調子はまだ先か…川崎Fvs清水は0-0ドロー

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[4.10 ナビスコ杯第4節 川崎F0-0清水 等々力]
 
 前節、今季公式戦6試合目にして初勝利を挙げた川崎フロンターレと6日のJ1鳥栖戦でようやく今季公式戦初勝利を記録した清水エスパルスとの一戦は、スコアレスドローに終わった。

 ホームで連勝を目指す川崎Fは自陣からボールをつなぐが、背後への動きがなく、清水に前で狙われてボールを失う苦しい展開。一方、前半からセカンドボールを支配していた清水は左サイドのFW石毛秀樹がキープ力を発揮し、今季公式戦初出場のMF竹内涼の効果的なパスがチャンスを生み出す。

 前半29分には石毛の左FKのクリアボールを竹内がダイレクトでループパス。これに飛び込んだCB平岡康裕が決定的なヘディングシュートを放ち、31分にも竹内がディフェンスラインの背後へ出したループパスからFW瀬沼優司がGKと1対1となった。だが、いずれもGK杉山力裕の正面を突き、先制することができない。

 対して川崎Fは攻撃時の選手間のサポートが徐々に向上し、前半終了間際には連続してチャンスを作り出す。左SB山越享太郎のスルーパスにMF森谷賢太郎が反応し、44分にはFW大島僚太とFW登里享平のコンビで中央を打開。登里のスルーパスからFWパトリックが右足を振りぬくが、シュートはGK櫛引政敏の正面でチャンスを活かすことができなかった。

 ハーフタイムに清水・アフシン・ゴトビ監督が「前半の内、40分間は完全に我々がコントロールできているぞ」と語った前半から流れを引き寄せた川崎Fは後半14分、山越の左アーリークロスから森谷がGKと1対1となるが、櫛引のビッグセーブに阻まれてしまう。川崎はさらに23分にも交代出場のFW小林悠の左足シュートがゴールを捉え、36分にはギャップをついた大島のラストパスから小林が決定機を迎えたが、櫛引の好守の前にゴールを奪うことができない。

 一方の清水は後半12分からFWバレー、20分にはFW高木俊幸を投入。36分には速攻から右中間のバレーが決定的な右足シュートを放つも、ニアサイドへの一撃をGK杉山が指先でかき出して得点を与えない。終盤はオープンな攻め合いとなったが、今季なかなか結果の出ない両チームは試合を決めることができず。スコアは最後まで動かず、勝ち点1を分け合っている。


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