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柏が0-2からの逆転でベスト4 大宮、今度は逆転負け

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[12.23 天皇杯準々決勝 大宮2-3柏 熊谷陸]

 第92回天皇杯全日本サッカー選手権は23日、各地で準々決勝を行い、柏レイソル大宮アルディージャに3-2で逆転勝ちした。前半は0-2で折り返したが、後半に3得点。準優勝した08年度大会以来、4大会ぶりのベスト4進出を決めた。29日の準決勝では横浜FMと対戦する。

 15日の4回戦・川崎F戦(4-3)では0-3から4ゴールを奪って大逆転勝利をおさめた大宮だが、この日はまったく逆の展開となった。前半12分、MF上田康太の左足ミドルで先制すると、同23分にはMFチョ・ヨンチョルのゴールで2-0とリードを広げた。

 ところが、後半に入ると、試合の流れは一変。柏は後半14分、途中出場のMF水野晃樹が前線に入れたボールにMF澤昌克が抜け出し、まずは1点を返す。さらに後半38分、DF増嶋竜也が同点ゴール。後半ロスタイムにはFW工藤壮人が劇的な勝ち越し点を決めた。

「前半は相手のスーパーゴールで2失点という最悪な展開だった」と振り返る工藤は「それでも大宮が川崎戦で0-3からひっくり返したので、自分たちも同じことをやってやろうと思った」と力を込める。決勝点については「勝つという強い気持ちがボールに乗り移ったゴールだったと思う」。2年連続ACL出場へ、「ここまで来たので、今日の逆転勝利は無駄にしてはいけない」と、29日の準決勝に気持ちを切り替えていた。


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