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[MOM766]九州国際大付FW末廣直紀(新3年)_悔し涙の翌日に決めた“スーパーゴール”

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.31 ミズノカップU-18IN香川 九州国際大付4-0日本航空 香川県営サッカー・ラグビー場]
 
 前日の悔し涙を力に変えた。九州国際大付(福岡)のFW末廣直紀(新3年)は前半25分に交代出場すると、1-0の後半14分にスーパーゴールを決める。ハーフウェーラインをやや越えた位置から前へ出ていたGKの頭上を右足で狙った超ロングシュート。これがそのままゴールへ吸い込まれ、試合の流れは完全に九国大付へと傾いた。

 ポゼッションに参加している日本航空のGKが前へ出ていることは確認していた。「ずっとGKが前に出ていて、シュート打ったら入るかなと思っていた。そして狙ったら入りました」。交代出場FWの好判断によって2点目を奪ったチームは、その後2点を加えて快勝した。

 この一撃は前日味わった無念を晴らすものだった。末廣は前日の愛媛ユース戦で先発出場しながらも、わずか20分で途中交代。他のアタッカー陣が活躍する中で結果が出ない。ベンチに下がると、悔しさのあまりに涙が出た。ただ、翌日に再びチャンスを得ると、「昨日何もできなかったので、その分を取り返せたらいいと思っていた」と武器であるスピードを活かしたドリブルや前線からのディフェンス、そしてゴールでチームの決勝進出に貢献した。杉山公一監督が「人が嫌がることでも何でもやってくれる」というFWの意地のゴール。本人は「結構走れたし、点も取れたので良かった」と微笑んだ。

 自身にとってミズノカップの3日間は「優勝したかったけれど、また準優勝になってしまったことが悔しい。自分的には1点しか取れなかったけれど、いい経験ができたと思います」。悔しい思いを結果に結びつけたことは、今後につながるはず。「大事な所で点を取れるような選手になっていきたい」という目標を持って必死に練習に取り組み、決勝で敗れた悔しさを再び結果につなげる。

(取材・文 吉田太郎)
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