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救世主レアンドロが2得点!! G大阪が大宮を3-1で下す

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[8.4 J1第20節 G大阪 3-1 大宮 万博]

 クラブに復帰して、初のホームゲームとなったガンバ大阪のFWレアンドロが2得点を挙げ、チームにリーグ戦6試合ぶりの勝利をもたらした。大宮アルディージャを相手に圧倒的に攻めながらも、後半開始早々に先制を許したG大阪だが、レアンドロが後半19分、20分と立て続けにゴールを挙げて逆転に成功。その後1点を加えて3-1で勝利した。

 ホーム復帰戦を勝利で飾ったレアンドロは「なかなか勝てない状況で、サポーターに申し訳ない気持ちがあった。先制されましたが、みんなの力でひっくり返せて、勝つことができて良かった。ようやく勝つことができた」と安堵の表情を見せた。そして「(G大阪に)復帰して良かった。これからもサポーターのために一生懸命戦って、勝利を挙げていきたいと思います」と今後への意気込みを語った。

 この試合、G大阪は右SBに加地亮が復帰。一方の大宮は守備の要であるDF菊地光将が警告の累積で出場停止、ロンドン五輪に出場中のMF東慶悟を欠いての一戦となった。

 立ち上がりから守備を固める大宮に対し、G大阪が押し込む展開が続く。10分にはMF二川孝広の浮き球をMF倉田秋が胸で前方に送ると、走り込んだFWパウリーニョがシュートを打つが、右ポストに嫌われる。さらに左サイドからレアンドロが得意な形でゴールを狙ったが、再び右ポストに弾かれ、先制点を挙げることはできない。その後も、倉田がゴールを狙うが、GK江角浩司に防がれる。前半35分にもMF遠藤保仁のCKをゴール前でフリーになったレアンドロが合わせようとするが、届かずに決定機を生かせない。

 圧倒的に攻め、前半の大宮をロスタイムのシュート1本に抑えたG大阪だったが、今季を象徴するような展開となってしまう。後半に入り、MF渡邉大剛にゴールを脅かされると、後半9分には先制点を決められる。DF今野泰幸の寄せが甘くなったところ、PA外からFW長谷川悠に左足で強烈なシュートを決められ、0-1と大宮にリードを許してしまう。

 このイヤな流れをかえるべく、松波監督はパウリーニョを下げ、FW佐藤晃大をピッチに送り込む。この采配が当たった。後半18分にはGK江角に佐藤がPA内で倒されてPKを獲得。このPKをレアンドロが決めて、同点に追い付く。さらに後半20分にも二川のパスから抜け出したレアンドロは、トップスピードからGKの頭上を抜く技ありのゴールを決めて、2-1と逆転に成功した。

 勢いに乗るG大阪は、後半36分にも相手からボールを奪った佐藤のミドルシュートをGK江角が弾くと、倉田がこぼれ球を回収。PA内でドリブルからシュートを決めて、3-1と勝利を決定的なものとした。このまま3-1で勝利したG大阪。松波監督は「レアンドロは、本来の力を出せればもっと点を取れると思うので次も期待したい」と語り、「もうこの試合は終わったので、次の週末は今シーズンで最も大事なダービーがある。そこに向けてパフォーマンスを上げて行きたい」と、勝利の余韻に浸ることもなく、残留を賭けた大一番となる大阪ダービーに向けて、気持ちを切り替えた。

 一方、敗れた大宮はC大阪に抜かれて16位となり、降格圏に入ってしまった。

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