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C大阪が札幌に大勝。ホーム通算100勝を達成し、降格圏を脱出!!

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[8.4 J1第20節 C大阪 4-0 札幌 金鳥スタ]

 16位のセレッソ大阪対、18位のコンサドーレ札幌。降格圏内に沈んでいる両チームによる一戦を制したのは、ホームのC大阪だった。前半37分にMF村田和哉の今季初ゴールで先制すると、後半9分にはFW柿谷曜一朗が追加点を挙げる。その後も途中出場のFWケンペスが2得点を挙げて、今季最多の4ゴールを挙げる。守備もGKキム・ジンヒョンが好セーブを見せて完封。リーグ戦通算ホーム100勝目を4-0の大勝で飾っている。

 試合後、先制点を挙げた村田は「監督が信じて使ってくれたので。自分の点も含めて、勝利できたことが一番うれしい。早く取りたかったので、本当に良かった。サポーターのみなさまとともに順位を上げて行きたい」と笑顔を見せた。また、2点目を挙げた柿谷も「前半1点を取って良い状態で折り返せました。次の1点が勝負を分けるとみんなで話していたので、早い時間に取れて良かったです。いっぱい点を取れて勝てたら僕らも嬉しいし、サポーターも嬉しい。どんどん続けて行きたい」と勝利を喜び「100勝目まで時間がかかりましたが、これから200勝、300勝といっぱい勝てるように、みんなで頑張っていきたい」と今後への意気込みを語った。

 この試合、C大阪はシーズン途中に加入したMF枝村匠馬、MFシンプリシオが初のスタメン出場を果たす。両チーム、慎重な立ち上がりを見せる中で、シンプリシオは強烈なミドルシュートでゴールを狙うなど、存在感を発揮した。

 前節の名古屋戦(2-1)で10試合ぶりの勝利を挙げ、勢いに乗りたい札幌も前半26分、MFハモンのスルーパスからMF古田寛幸が決定機を得る。しかし、飛び出してきたGKキム・ジンヒョンの上を越すシュートを放ったが、ボールはゴール左に外れて行った。さらにFW大島秀夫がヘッドでゴールを狙うが、これもGKキム・ジンヒョンに防がれ、先制できない。

 すると6試合未勝利のC大阪が、徐々にリズムをつかんでいく。MF黒木聖仁がシンプリシオとのパス交換からミドルシュートを狙うが、これはゴール左に外れる。それでも前半37分、枝村、シンプリシオとつながったパスを村田が決めて、先制点を挙げた。

 後半に入ると、C大阪の勢いが加速する。後半9分には左サイドから柿谷がPA内までボールを持ち込みシュートを放つ。これはDFにブロックされたが、目の前に浮いたボールを再び蹴り込むと、これが決まって2-0とリードを広げた。

 ここから両チーム、途中出場の選手がチャンスをつくる。まずは札幌のFW榊翔太が左サイドを突破しシュートを打つ。これはGKの正面を突いたが、積極的な姿勢で流れを呼び込む。しかし、後半23分にゴールを決めたのはC大阪の途中出場選手だった。FWケンペスがDF酒本憲幸のFKから、ファーストタッチでゴールを決める。

 後半33分には札幌も8試合ぶりの出場を果たしたFW前田俊介のクロスに、MF宮澤裕樹がヘッドで合わせる。シュートはゴールマウスへ飛んだが、これもGKキム・ジンヒョンに防がれて、ゴールは挙げられない。

 その後、C大阪はケンペスがPKを失敗するが、後半ロスタイムにDF舩津徹也からのパスからダメ押しゴールを決め、4-0で勝利した。勝ち点3を加えたC大阪は、新潟、大宮を抜き、14位に浮上している。一方の札幌は今季アウェーゲームを10戦全敗。17位のG大阪が勝利したことで、17位とも勝ち点差10に開き、非常に苦しい状況が続いている。

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