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ついに甲府が首位守る!!大混戦のJ2で首位キープに成功

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[8.5 J2第27節 草津1-2甲府 正田スタ]

 ついにJ2首位の座を守るチームが現れた。今季のJ2は大混戦。第19節以降、山形→千葉→東京V→山形→東京V→大分→千葉→東京V→甲府と8節連続で首位チームが入れ替わる状態となっていたが、今節では首位ヴァンフォーレ甲府が16位ザスパ草津に2-1で勝利。オウンゴールとJ2得点ランキングで首位に立つFWダヴィの今季20点目を守っての白星獲得。前節・東京Vを破ってクラブ史上初の首位に立つと、今節でも勝ち点3を上乗せし、首位の座を守ってみせた。

 前半12分、ラッキーな形で甲府が先制点を奪った。MF柏好文の左クロスからファーサイドへFWダヴィが飛び込む。わずかに届かなかったがクリアしようとした草津DFの頭に当たったボールはゴールネットへ吸い込まれた。甲府がオウンゴールで1-0とリードに成功した。その後もダヴィやFW永里源気らが果敢に攻め込む。

 すると前半終了間際の42分には追加点。右サイドの距離がある位置からMF山本英臣のFK。ニアサイドのダヴィが頭で叩き込んだ。J2得点ランキングで首位に立つダヴィの今季20点目で2-0と差を広げた。そのまま前半を折り返す。
 
 流れを変えたい草津は後半からFW小林竜樹とFW金成勇に代えて、FWアレックス・ラファエルとFWリンコンをピッチへ送った。その後はリンコンとアレックスがキープ力を生かしてチャンスを演出。しかし1点が遠い。対する甲府は後半11分に伊東に代え、FWフェルナンジーニョ。同25分には永里に代わり、MF石原克哉が出場した。

 するとこう着状態だった後半33分に草津が意地をみせる。左サイドからDF永田拓也、MF櫻田和樹、リンコンと細かくパスをつなぐと、最後はアレックスがゴール正面で粘り、後方へパス。走り込んできたMF松下裕樹が正面から低い弾道のシュートを決めた。1-2と1点を返した。1点差に詰め寄られた甲府だったが最後までダヴィらが果敢に攻め込み、攻撃の姿勢は崩さない。そのまま守り切ると2-1で勝利。首位の座を守ってみせた。

 試合後、甲府の城福浩監督は「約2か月、このJ2では首位のチームは勝てないという状況が続いていたので難しい試合になるとは思っていた」とコメント。「僕たちは目の前の試合に集中するだけ。きょうは自分たちのペースがつかめないなかで、選手たちはよくやってくれた。勝ちにふさわしいゲームだったと思う」と胸を張った。

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