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飯尾が決勝弾、3位東京Vは富山を下してホーム7連勝

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[8.5 J2第27節 東京V1-0富山 味スタ]

 3位東京ヴェルディはホームで21位カターレ富山と対戦し、1-0で勝利した。前半23分にMF飯尾一慶が決めたゴールが決勝点。前節の甲府戦(1-3)で黒星を喫していたが、連敗はせずに勝ち点を52に伸ばした。ホームでは7連勝となっている。対する富山は2戦ぶりの黒星で11戦勝ちなし(5分6敗)となってしまった。

 この日の東京Vは、これまで同様にDF土屋征夫が故障で不在。さらにDF深津康太と今季14得点を決めているチーム内得点王のFW阿部拓馬が累積警告で出場停止。代わって、ルーキーFW南秀仁がプロ初先発を果たした。また川崎Fからの期限付き移籍で古巣へ戻ってきたMF柴崎晃誠も“復帰後”初先発した。対する富山は先発予定だったMF山瀬幸宏がアップ中に負傷するアクシデント。急きょFW木本敬介が先発し、ベンチメンバーは6名だけとなった。

 序盤から古巣復帰の柴崎晃が積極的にシュートを狙う。開始10分に放ったミドルシュートは枠を外れた。その後は先発したルーキー南も奮闘。DF森勇介の右クロスをゴール正面で受けると、DFの隙間をぬってシュートを狙う。これは枠を外れていった。

 すると押し込む東京Vが前半23分に先制に成功した。右サイドから森がクロスを入れる。富山の選手がクリアしきれず、ボールはゴール正面でワンバウンド。そのままファーサイドへ流れた。これに詰めていた飯尾が右足ダイレクトでシュート。倒れ込みながらの一撃がゴールネットを揺らし、東京Vが先制。1-0で前半を折り返した。

 後半に入り、流れを変えたい富山は後半9分にMF朝日大輔に代えて、FW苔口卓也を投入。同21分には木本に代わって、FW黒部光昭をピッチへ送った。その後は左クロスに黒部が飛び込み、ヘディングシュートを打つも枠を外れる。

 対する東京Vは若手3選手を次々に投入する。後半19分には刀根に代わって、MF梶川諒太。10分後には南に代え、高卒ルーキーDF田中貴大。同43分には、先制点の飯尾に代わり故障から戻ってきたMF杉本竜士がピッチへ立った。終盤にはFW巻誠一郎が最終ラインに入り奮闘。主力不在の守備陣を全員で支えるべく、まさに総力戦で戦い抜いた。結果、最後まで飯尾のゴールを守りきり、1-0で勝利した。

 試合後、東京Vの川勝良一監督は「けが人が多いので、どうやって点を取るかが課題だった。よくチビ(飯尾)が取ってくれたと思う。全員でやるしかないので、本当に最後までよくやってくれた」と勝利に表情を緩ませた。

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