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U-23日本代表MF村松が決勝点、連勝同士の一戦は清水が鳥栖を下す

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[8.18 J1第22節 鳥栖0-1清水 ベアスタ]

 2連勝同士の一戦は清水エスパルスが制す!! 10位・清水は敵地で6位サガン鳥栖と対戦し、1-0で勝利した。後半20分にU-23日本代表MF村松大輔が決めたゴールを守り切っての完封で3連勝。10位から8位へ順位を上げた。一方の鳥栖は連勝は2でストップ。4戦負けなし(3勝1分)だったが5試合ぶりの黒星で7位へ後退した。

 鳥栖はMF岡本知剛が累積警告による出場停止。代わってMF高橋義希が中盤で19試合ぶりとなる先発を果たした。一方の清水はロンドン五輪を追えて、チームへ合流した村松が先発。ロンドン五輪を3位で終えたU-23韓国代表の一員で、今月14日に獲得が発表されたばかりのFW金賢聖が加入後初先発を果たした。

 前半9分、早くも清水がチャンスを迎えた。DFカルフィン・ヨン・ア・ピンの左クロスから新加入のFW金がヘディングシュート。186cmの高さを生かしての一撃はクロスバー上へ外れていった。その後は鳥栖がチャンスを迎える。左サイドからのロングスロー。こぼれをファーサイドで拾ったMF金民友が中央へ折り返す。高橋がくさびを入れ、PA内正面でFW豊田陽平が粘ると、最後はMF水沼宏太がシュート。ゴールネットを揺らすも、シュート前のプレーでのファウルを取られてノーゴールの判定。清水が1-0とリードしたままに前半を折り返す。

 後半13分に清水ベンチが先に動く。MF石毛秀樹に代わって、MFアレックスを投入。対する鳥栖は後半19分に水沼に代えて、FWトジンをピッチへ送った。するとセットプレーから試合は動く。後半20分、FW大前元紀の右CKからファーサイドの村松がヘディングシュート。「元紀がいいボールをくれたので、自分はリラックスして、狙い通り決めることができた」と話すU-23日本代表MFのゴールで清水が先制に成功した。

 その後は鳥栖が同点弾をめざして奮闘。しかしFW早坂良太や豊田のシュートはあと一歩のところで枠外。最後の場面で決定力を欠くと、0-1で試合は終了。清水が1-0で逃げ切り、3連勝を飾った。

 試合後、決勝点を決めた村松は「(五輪で不在の間に)チームが勝っていたので自分が入ってどうなるかは不安だった。(自分が)決めて勝つことができて良かった」と安堵の表情を浮かべていた。

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