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シュート6本も無念ノーゴールの田原「千葉に完璧な試合をされてしまった」

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[11.18 J1昇格プレーオフ準決勝 横浜FC0-4千葉 ニッパ球]

 2点差とされた後半10分からピッチに立った横浜FCのFW田原豊。チームはそれまでのスピード勝負から身長187cmの田原の高さを生かした攻めへと転じ、田原にボールを集めた。

 だが、結果は35分間のプレーで両チーム最多6本のシュートを打ったものの無念の無得点。試合後、重い足取りで出てきた背番号34は「何を求められているかというと、それは結果。チームは勝つことを求められるし、個人としてはゴールを求められる。その中で結果を出すことができず、悔しいし、歯がゆい気持ちでいっぱい」と唇を噛んだ。

 “J1昇格請負人”として今季から横浜FCに加入した。京都時代に2度、そして湘南時代にもチームをJ2からJ1へ昇格させる活躍を見せてきた。横浜FCでは途中出場の試合も多かったが、レギュラーシーズンで田原がゴールを決めた6試合(7得点)は5勝1敗と勝利に大きく貢献してきた。

 ところがこの日はチームとして最後までゴールを奪うことができなかった。

「なぜそうなったかというと、千葉が良いサッカーをしたから。千葉は良いチームで、完全に負けを認めるところ。完璧な試合をされてしまった。こちらにもチャンスはあったけど、それでも相手に完璧な試合にされてしまった」とつらそうに完敗を認めるしかなかった。

(取材・文 矢内由美子)

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