beacon

静岡ダービーを制した清水が2連勝!!対する磐田のリーグ未勝利は続く

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.13 J1第6節 清水1-0磐田 アイスタ]

 静岡ダービーで明暗がくっきり分かれた。清水エスパルスがホームでジュビロ磐田に1-0で勝利。公式戦未勝利で注目された清水だが、今季初のリーグ戦連勝を飾った。対する磐田はこれで今季のリーグ戦は6戦未勝利(2分4敗)。出口の見えない戦いが続いている。

 ホームの清水は前節鳥栖戦(1-0)で公式戦の未勝利を12で止めた。しかし水曜日に行われたナビスコ杯川崎F戦ではスコアレスドローに終わるなど、まだまだ本調子とは程遠い戦いが続いている。
 対する磐田も前節浦和戦(1-2)でエースのFW前田遼一がようやく今季初ゴールを沈めたが、逆転敗けを喫するなど、ここまでリーグ戦未勝利(2分3敗)が続いている。両チームとも意地がぶつかり合うダービーマッチを制して浮上のきっかけをつかみたいところだった。

 前半は磐田がペースを握り試合を進めた。前半3分、右クロスを合わせた前田のヘッドはクロスバー直撃。跳ね返りもFW金園英学が詰め切れず、いきなりの先制はならなかった。さらに5分の前田のシュートや、8分の前田のクロスをDFチョ・ビョングクが頭で合わせたシュートなど、立て続けに清水ゴールに迫ったが、ゴールマウスをとらえきれなかった。

 清水も18分にFW高木俊幸がミドルを放ち、ようやくファーストシュートが生まれる。前半は結局5本のシュートシーンが生まれたが、いずれも単発に終わり、ゴールを挙げることは出来なかった。

 磐田は前半終了間際にアクシデントに見舞われる。MFチョン・ウヨンが左足首を痛め、前半終了と同時に担架で運ばれる。磐田は後半開始からチョン・ウヨンに代えてMF松浦拓弥を投入した。

 後半も磐田ペースは変わらなかった。だが2分のFW金園英学のマイナスクロスに前田が走り込む。しかし直前でDF平岡康裕が何とかカットしされる。同10分には右サイドからDF駒野友一がクロスを上げると、ファーサイドのMF山本康裕がヘッドで合わせるが、わずかに左に外れ、決定機を生かせない展開が続いた。

 攻め手を欠く清水は後半19分にMF河井陽介に代えてMF石毛秀樹を投入。同33分には今季リーグ戦初スタメンとなったMF竹内涼に代えてMF八反田康平を投入し、リズムに変化を与えに行く。

 するとついに後半35分に試合が動く。FKの流れの中で前線に残っていたDFカルフィン・ヨン・ア・ピンが右サイドからクロスを上げる。するとファーでフリーになっていたMF村松大輔の頭に合い、清水に待望の先制点が生まれた。

 先制点を奪ったことで、試合運びに余裕が出てきた清水。後半43分にはシンプルなプレーからFWバレーのシュートに持ち込むなど、終盤は磐田を寄せ付けず。後半ロスタイムに高木がこの日2枚目のイエローカードを受け退場したが、公式戦3試合連続完封の清水が1-0で勝利した。

 決勝点を挙げた村松は、「ダービーということで負けられないと思っていた。我慢すればチャンスが来ると思っていた」と笑顔で勝利を振り返っていた。

TOP