beacon

10人の大宮がC大阪に勝利!!リーグ17戦無敗のJ1記録に並ぶ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.13 J1第6節 C大阪1-2大宮 長居]

 大宮アルディージャがついにJ1無敗記録に並んだ。敵地でセレッソ大阪と対戦した大宮は、開始1分もたたないうちにMF金澤慎のスーパーゴールで先制。同45分にFW柿谷曜一朗にゴールを許し、さらに1人退場者を出してしまうが、迎えた後半40分、FWズラタンが劇的な勝ち越し弾を突き刺し、2-1で勝利した。勝ち点を14に伸ばした大宮は、暫定ながら2位に浮上した。

 この結果、大宮は昨年9月1日の浦和戦(1-1)から続く、リーグ戦の不敗を17に伸ばし、09年に鹿島が記録したJ1記録に並んだ。次節の浦和とのダービーマッチで新記録に挑むことになる。

 いきなりの先制劇だった。開始1分、中盤でMF扇原貴宏のパスをカットしたMF金澤慎が、ハーフウェーライン近辺からロングシュートを放つ。GKキム・ジンヒョンが少し前に出ていたこともあるが、これがキムの頭上を越え、ゴール右サイドに吸い込まれていった。

 だがホームで敗けるわけにはいかないC大阪もFW柿谷曜一朗が中心となって攻撃を仕掛ける。前半7分には扇原のロングフィードで抜け出した柿谷が見事なボールコントロールから右足を振り抜く。同28分にも山口のパスを受けた柿谷がシュートを放ったが、いずれもGK北野貴之に防がれた。

 しかし前半もロスタイムに突入しようとした45分、ついに同点弾が生まれる。またも扇原のロングフィードにオフサイドラインぎりぎりで抜け出した柿谷が今度は落ち着いて右足で沈め、試合を振り出しに戻した。

 同点に追いつかれた大宮に後半20分、ピンチが降りかかる。DF高橋祥平がイエローカードを受けると、直後に異議を申し立て、立て続けにイエローカードを貰ってしまう。レッドカードを受けて退場処分となったことにより、大宮はMFチョ・ヨンチョルを下げてDF片岡洋介を投入。システムを4-4-1にして対応した。

 この後は必然的に攻めるC大阪、守る大宮という展開になる。後半26分、途中出場のMF楠神順平の左クロスをMF枝村匠馬がドフリーで合わせるがこれはGKの正面を突いてしまう。同28分にはPA内で柿谷とDF菊地光将が接触するが笛は鳴らなかった。

 大宮もC大阪の怒涛の攻撃を体を張って防ぐ。後半32分にはMF渡邉大剛に代えてDF渡部大輔を、さらに同39分にはFW富山貴光に代えてDF村上和弘を投入。守備を厚くしてC大阪の猛攻をしのぐ。

 すると後半40分、10人の大宮がワンチャンスをものにする。PA内で渡部が粘ってキープし、ヘッドでつないだボールがFWズラタンに渡る。ズラタンはワントラップでボールを浮かせると、左足でダイレクトシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、大宮が勝ち越しに成功。このリードを守り抜いた大宮が、J1の歴史に名を刻んだ。

TOP