ラスト10分で2点を返した水戸が横浜FCと分ける
[4.28 J2第11節 水戸2-2横浜FC Ksスタ]
J2は28日に第11節を各地で行い、3連勝中の水戸ホーリーホックはホームで2連敗中の横浜FCと対戦した。前半14分にDF武岡優斗のPKで先制した横浜FCは、同21分にもMF野崎陽介が追加点をマーク。後半に入り反撃に出た水戸も35分にFW鈴木隆行のPKで1点を返すと、その4分後にはMF小澤司が同点ゴールをマークした。このまま試合は2-2のまま終了し、勝ち点1を分け合った。
水戸は前節の北九州戦(2-0)から一人が変更。警告累積のため出場停止のDF細川淳矢に代わり、DF新里晃がスタメン出場している。大きく選手を入れ替えたのは、横浜FCだった。GKシュナイダー潤之介が今季初スタメン出場。ケガ人が続出している最終ラインは右に武岡優斗を起用し、中央にペ・スンジンと野上結貴が入り、左SBに森本良が入っている。中盤はアンカーに松下裕樹が入り、2列目は右から小野瀬康介、寺田紳一、高地系治、野崎陽介、1トップに大久保哲哉の4-1-4-1で試合に臨んだ。
ボールを保持する横浜FCと速攻を狙う水戸という両チームの狙いが明確に見えた立ち上がり。チャンスをつくったのは、水戸だった。修正を施した最終ラインの裏に鋭いボールを入れてチャンスをつくり出す。前半7分にはDF内田航平からのクロスをMF橋本晃司が受けてシュート。しかし、これは右に外れて行った。
一方の横浜FCは前半12分、CKからDF武岡優斗がヘディングでゴールを狙う。シュートはGK笠原昂史を越えたが、ゴールライン上でDFにクリアーされた。それでも、直後の16分には武岡がPA内でDF尾本敬に倒されて、PKを獲得する。これを武岡が自ら決めて、1-0と横浜FCが先制した。さらに同21分には最終乱の裏を取ったMF野崎陽介がDFペ・スンジンからのパスを受けて右足でシュート。これが決まってリードを2点に広げている。
4試合ぶりにゴールを許した水戸も、前半29分にはFW鈴木隆行がスローインからのボールを受けると、強引に武岡を抜いてシュートに持ち込む。しかし、これはGKシュナイダーが枠外へ弾いた。このまま横浜FCが2点をリードして前半を折り返す。
後半開始と同時にDF近藤岳登を起用し、最終ラインに変化を加えた水戸は、ボールを持つ時間が長くなる。前線の鈴木、FW山村佑樹にボールを集めながら、チャンスをつくり出す。しかし、ゴール前でのプレーに精度を欠き、フィニッシュまで持ち込めない時間が続いた。後半27分に水戸は山村に代えて、J初出場となるMF二瓶翼をピッチに送り出した。横浜FCも小野瀬を下げて、MF中里崇宏をピッチに送り出す。
水戸は交代した二瓶が積極的なドリブルでリズムをつくる。敵陣でファウルをもらい、セットプレーの機会をつくるが、キックの精度が低くチャンスにできない。それでも、後半32分にはPA内で鈴木がMF高地系治に倒されて、水戸もPKを獲得する。このPKを鈴木が自ら決めて、1点を返す。
キックオフ直前に勢いづく水戸は、MF内田航平をベンチに下げてMF三島康平を起用して交代カードを使い切った。横浜FCも高地を下げて、FW青木翔太をピッチに送り出す。後半37分にも水戸はPA内で二瓶がトリッキーなドリブルを見せる。横浜FCのDF陣が飛び込めない中で、最後は鈴木がフィニッシュに持ち込んだが、シュートは左に外れて行った。同39分には水戸の交代策が実る。PA内で三島がボールをキープして折り返す。走り込んだ小澤が同点ゴールを決めて、試合を振り出しに戻した。
横浜FCも後半41分にFW田原豊をピッチに送り出し、最後の交代枠を使う。後半44分には中里からの縦パスを受けた青木が、DFを背負いながら反転してシュートを放ったが、ボールは左へ外れて行った。対する水戸も、すぐに反撃を見せる。左サイドから二瓶がクロスを入れると、鈴木がゴール前で合わせたが、シュートは右に逸れて行った。
4分間のロスタイムで、横浜FCも得点を目指して攻めたが、最後までゴールを挙げることはできずに、2-2で試合は終了。水戸の連勝は3で止まったが、執念を見せて勝ち点1を取り切った。一方の横浜FCは、連敗を2で止めている。
試合後、柱谷哲二監督は「前半に2点を取られましたが、僕は選手を信じていました。ただ、もう1点取って勝たないと。まだまだ納得できない。勝たないと。もっとチームを強くします」と、喜んだ様子は見せなかった。また初ゴールの小澤は「僕は横浜FCが出発点。ここから毎試合、点を取りたいです。ゴールは運が良かったです。あそこに立っていて良かったです。2点取られても3点取れれば勝てるので、落ち着いてやろうと言っていましたし、絶対に勝てると信じてやっていました。みなさんの応援のおかげでゴールを決めることができました。また、応援よろしくお願いいたします」と、コメントしている。
J2は28日に第11節を各地で行い、3連勝中の水戸ホーリーホックはホームで2連敗中の横浜FCと対戦した。前半14分にDF武岡優斗のPKで先制した横浜FCは、同21分にもMF野崎陽介が追加点をマーク。後半に入り反撃に出た水戸も35分にFW鈴木隆行のPKで1点を返すと、その4分後にはMF小澤司が同点ゴールをマークした。このまま試合は2-2のまま終了し、勝ち点1を分け合った。
水戸は前節の北九州戦(2-0)から一人が変更。警告累積のため出場停止のDF細川淳矢に代わり、DF新里晃がスタメン出場している。大きく選手を入れ替えたのは、横浜FCだった。GKシュナイダー潤之介が今季初スタメン出場。ケガ人が続出している最終ラインは右に武岡優斗を起用し、中央にペ・スンジンと野上結貴が入り、左SBに森本良が入っている。中盤はアンカーに松下裕樹が入り、2列目は右から小野瀬康介、寺田紳一、高地系治、野崎陽介、1トップに大久保哲哉の4-1-4-1で試合に臨んだ。
ボールを保持する横浜FCと速攻を狙う水戸という両チームの狙いが明確に見えた立ち上がり。チャンスをつくったのは、水戸だった。修正を施した最終ラインの裏に鋭いボールを入れてチャンスをつくり出す。前半7分にはDF内田航平からのクロスをMF橋本晃司が受けてシュート。しかし、これは右に外れて行った。
一方の横浜FCは前半12分、CKからDF武岡優斗がヘディングでゴールを狙う。シュートはGK笠原昂史を越えたが、ゴールライン上でDFにクリアーされた。それでも、直後の16分には武岡がPA内でDF尾本敬に倒されて、PKを獲得する。これを武岡が自ら決めて、1-0と横浜FCが先制した。さらに同21分には最終乱の裏を取ったMF野崎陽介がDFペ・スンジンからのパスを受けて右足でシュート。これが決まってリードを2点に広げている。
4試合ぶりにゴールを許した水戸も、前半29分にはFW鈴木隆行がスローインからのボールを受けると、強引に武岡を抜いてシュートに持ち込む。しかし、これはGKシュナイダーが枠外へ弾いた。このまま横浜FCが2点をリードして前半を折り返す。
後半開始と同時にDF近藤岳登を起用し、最終ラインに変化を加えた水戸は、ボールを持つ時間が長くなる。前線の鈴木、FW山村佑樹にボールを集めながら、チャンスをつくり出す。しかし、ゴール前でのプレーに精度を欠き、フィニッシュまで持ち込めない時間が続いた。後半27分に水戸は山村に代えて、J初出場となるMF二瓶翼をピッチに送り出した。横浜FCも小野瀬を下げて、MF中里崇宏をピッチに送り出す。
水戸は交代した二瓶が積極的なドリブルでリズムをつくる。敵陣でファウルをもらい、セットプレーの機会をつくるが、キックの精度が低くチャンスにできない。それでも、後半32分にはPA内で鈴木がMF高地系治に倒されて、水戸もPKを獲得する。このPKを鈴木が自ら決めて、1点を返す。
キックオフ直前に勢いづく水戸は、MF内田航平をベンチに下げてMF三島康平を起用して交代カードを使い切った。横浜FCも高地を下げて、FW青木翔太をピッチに送り出す。後半37分にも水戸はPA内で二瓶がトリッキーなドリブルを見せる。横浜FCのDF陣が飛び込めない中で、最後は鈴木がフィニッシュに持ち込んだが、シュートは左に外れて行った。同39分には水戸の交代策が実る。PA内で三島がボールをキープして折り返す。走り込んだ小澤が同点ゴールを決めて、試合を振り出しに戻した。
横浜FCも後半41分にFW田原豊をピッチに送り出し、最後の交代枠を使う。後半44分には中里からの縦パスを受けた青木が、DFを背負いながら反転してシュートを放ったが、ボールは左へ外れて行った。対する水戸も、すぐに反撃を見せる。左サイドから二瓶がクロスを入れると、鈴木がゴール前で合わせたが、シュートは右に逸れて行った。
4分間のロスタイムで、横浜FCも得点を目指して攻めたが、最後までゴールを挙げることはできずに、2-2で試合は終了。水戸の連勝は3で止まったが、執念を見せて勝ち点1を取り切った。一方の横浜FCは、連敗を2で止めている。
試合後、柱谷哲二監督は「前半に2点を取られましたが、僕は選手を信じていました。ただ、もう1点取って勝たないと。まだまだ納得できない。勝たないと。もっとチームを強くします」と、喜んだ様子は見せなかった。また初ゴールの小澤は「僕は横浜FCが出発点。ここから毎試合、点を取りたいです。ゴールは運が良かったです。あそこに立っていて良かったです。2点取られても3点取れれば勝てるので、落ち着いてやろうと言っていましたし、絶対に勝てると信じてやっていました。みなさんの応援のおかげでゴールを決めることができました。また、応援よろしくお願いいたします」と、コメントしている。
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