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3連敗中の愛媛が4連勝中の栃木に完勝

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[5.6 J2第13節 愛媛3-0栃木 ニンスタ]

 J2は6日に第13節を行い、愛媛FC栃木SCに3-0で勝利し、4試合ぶりの勝利を挙げている。昨季まで栃木に所属していたMF河原和寿が、先制点をアシストし、3点目となるPKを決め、勝利に大きく貢献した。試合後、「ちょっとカラ回りしないように、いつもより力を抜いて戦うことを意識しました」と明かす河原は、「4連敗だけは避けたかった。そこが良いモチベーションになり、良い結果になりました」と、笑顔を見せた。

 直近の3試合で3連敗を喫していた愛媛は、開始早々、ピンチに見舞われる。前半6分にPA内でMFクリスティアーノをフリーにしてしまったが、シュートが大きく枠を逸れて、命拾いした。迎えた13分に愛媛が先制点を挙げる。DF三原向平が中央の河原にパス。河原はボールをキープして、MF吉村圭司にパス。PA内まで長い距離を走り込んだ吉村が、確実に決めて、愛媛が1点をリードした。

 その後も面白いように縦パスが入り、好機をつくっていく愛媛。前半37分にはPA内に走り込んだ三原にスルーパスが通る。三原はPA内で戻って来た栃木DF陣に倒されたが、フォローに走っていたMF加藤大が、こぼれ球をゴールに流し込み、点差を広げている。

 前半22分にMF高木和正が負傷し、FWサビアを投入していた栃木は、同39分に早くも2枚目の交代カードを切る。MF中野洋司を下げ、MF三都主アレサンドロを起用したが、流れをつかむことはできないまま、前半を終えた。

 4連勝中の勢いが、まったく見られなかった栃木だが、後半に入ってからは安定感を取り戻す。サイドからゴール前のサビアへクロスを入れるなど、好機をつくったが、得点を挙げることはできなかった。

 逆に後半30分には、オーバーラップした三原がPA内で倒されて、愛媛がPKを獲得する。ベンチからは、このPKを石井健伍に蹴らせるように指示が出たというが「2-0ということでしゃしゃり出て、蹴らせてもらいました」と話す河原が、豪快にゴール中央に突き刺した。このまま試合は3-0で終了し、愛媛が4試合ぶりの白星をあげている。

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