beacon

残り3分からの逆転劇で京都が今季初の3連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.26 J2第16節 山形1-2京都 NDスタ]

 京都サンガF.C.はアウェーでモンテディオ山形と対戦し、残り3分から2ゴールを奪い、2-1で逆転勝ちした。前節・長崎戦(1-0)では長崎に12試合ぶりの土を付けた京都。これで今季初の3連勝となり、4位まで順位を上げた。

 前半4分、FW三平和司がワンツーでゴール前に抜け出し、シュートを放った京都。同20分にもMF工藤浩平のスルーパスに反応したFW横谷繁が左足で狙ったが、GK常澤聡が左足1本でセーブした。

 山形は前半22分、MFロメロ・フランクがドリブルで運び、鋭い切り返しから左足ミドルを狙うが、GKがキャッチ。それでも同44分、FW中島裕希が中央にぽっかり空いたスペースを突き、ドリブルでPA内まで切れ込むと、そのまま右足で流し込み、先制点を奪った。

 チャンスをつくりながら決め切れず、守備の一瞬の隙を突かれて先制された京都。後半19分にMF駒井善成、同30分にはFW久保裕也を投入し、攻勢を強める。後半28分、DF安藤淳の右クロスからMF山瀬功治が左足ボレー。決定的な形だったが、惜しくも枠を捉え切れなかった。

 1点ビハインドのまま試合は終盤へ。それでも最後まであきらめずにゴールを目指した京都の執念が実った。後半42分、相手DFのクリアボールを拾った久保がPA手前から豪快に右足を振り、ゴール左上に叩き込む同点弾。土壇場で1-1の同点に追いつくと、後半ロスタイムには右サイドの高い位置でDF石井秀典から駒井がボールを奪い、ゴール前に折り返したこぼれ球を工藤が押し込み、2-1と逆転に成功した。

 久保は「迷いなく振れたのでよかった。その前に1本ミスしていたので、とにかく枠に蹴ろうと思った」と同点ゴールを振り返り、待望の今季初ゴールが決勝点となった工藤は「今季、点を取れてなかったので、勝利につながるゴールを決められてうれしい」と白い歯をこぼした。

TOP