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船山のハットトリックで松本が待望の今季ホーム初勝利

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[5.26 J2第16節 松本3-0富山 松本]

 松本山雅FCはホームでカターレ富山と対戦し、3-0で快勝した。FW船山貴之がハットトリックを達成し、チームとしての今季初の1試合3ゴール。4試合ぶりの白星を飾り、ホームでは今季8試合目にして待望の初勝利となった。一方の富山は3連敗で7試合連続で勝利から遠ざかっている(2分5敗)。

 立ち上がりは富山に押し込まれる時間が続いた松本だったが、前半31分、高い位置でDF岩沼俊介が富山DF舩津徹也からボールをカット。ドリブルで切れ込み、味方の攻め上がりを待ってラストパスを通すと、ゴール前に走り込んだ船山が右足ダイレクトで流し込み、先制点を奪った。

 今季ホーム初勝利へ、守備陣も奮闘を見せる。クロスボールをGK野澤洋輔が弾いたこぼれ球をMF朝日大輔に拾われ、無人のゴールにシュートを打たれた場面では、カバーに入ったDF飯田真輝が体を張ってブロック。必死の守りで得点を許さず、追加点を待った。

 そして後半25分、カウンターからMFパク・カンイルのパスを受けた船山がドリブルでゴール前まで持ち込み、角度のない位置から右足で追加点。チームとして9試合ぶりに1試合複数得点を挙げると、後半31分、飯田のフィードをFW塩沢勝吾が頭で落としたところに船山が抜け出し、3-0と試合を決定づけた。

 ハットトリックでチームをホーム初勝利に導いた船山は試合後のヒーローインタビューで「お待たせしました」と笑顔で頭を下げた。「今日はホームで勝ちたいと思っていた。(ハットトリックは)貪欲にゴールを狙いにいった結果。俺一人で取った点じゃない。みんなが取らせてくれた点」とチームメイトに感謝していた。

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