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2点目を挙げた札幌FW前田「試合としては楽な試合」

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[6.1 J2第17節 横浜FC 0-2 札幌 ニッパ球]

 理想的な立ち上がりだった。キックオフから、30秒も経たないうちにDF日高拓磨のゴールで先制したコンサドーレ札幌は、同10分にもFW前田俊介が追加点を挙げて、2-0と試合を優位に進めた。横浜FC山口素弘監督が「『よーいドン!!』で2発殴られて、あわてて起きるようでは、その後に取り返すことはできない」と切り捨てたように、立ち上がりに2点を挙げた札幌が、しっかりと勝利を収めた。

 先制点を挙げた日高が、「試合前に声掛けをしていたので、それが形になったと思います。ゴールシーンもキックオフから前に行こうと思って相手より早くこぼれ球に反応できた。あとは思い切って振り抜いたら、良いコースに飛んだので。みんなの入り方が、あのゴールに出たと思う」と、笑顔で振り返る。


 2点目を挙げた前田も「先制点を取れて、すぐに次の試合も取れたので、試合としては楽な試合でした。守備も攻撃も集中していこうと戦ったので、気持ちが入っていて良かったと思います」と言い、自身のゴールについては「荒野からのパスが、良いパスだったので、入れられて良かったです。左足でGKの股を抜く形で、うまく流し込めました」と、言葉を続けた。

 これでアウェー3連勝となった北海道は、勝ち点を23に伸ばした。前田は「勝ち点的にもいろんな部分でまだ上を目指せると思うので、そこら辺は良かったと思います」と言い、次節に控えるアウェーでの愛媛戦に向けて「サポーターのみなさんのためにも、勝てるように頑張りたいです」と、気持ちを引き締めた。

(取材・文 河合拓)

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