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鳥取は10人の松本を1-0で下し今季初の連勝

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[6.1 J2第17節 鳥取1-0松本 とりスタ]

 ガイナーレ鳥取はホームで松本山雅FCと対戦し、1-0で勝利した。首位・神戸を1-0で破った前節に続く今季初の連勝。11年シーズンからJ2で戦う鳥取の連勝は、昨年4月30日の栃木戦(1-0)、5月3日の富山戦(1-0)以来、クラブ史上2度目となった。前節・富山戦(3-0)で今季ホーム初勝利を挙げた松本だが、今季初の連勝とはならなかった。

 前半は一進一退の攻防が続いた。松本は前半7分、MF岩沼俊介が中央に入れたボールをFW塩沢勝吾が落とし、MF玉林睦実がミドルシュートを狙うが、ゴール右へ。同18分にはFW船山貴之のシュートがDFにブロックされたこぼれ球をMFパク・カンイルが拾ってゴールネットを揺らしたが、船山のシュートの時点でパクがオフサイドポジションにいたため、幻のゴールとなった。

 一方の鳥取は前半11分、MF鮫島晃太の左クロスにFW久保裕一が頭で合わせたが、枠を外れる。同28分にはDF柳楽智和のクロスからファーサイドのMF尾崎瑛一郎がヘディングシュートを放ったが、わずかにクロスバーの上に外れた。

 雨の中、両者譲らぬ攻防を見せていたが、松本は前半40分、鳥取のカウンターを抑えようとしたパクがFW永里源気の腕を引っ張って倒してしまい、この日2枚目の警告で退場。前半は0-0で終えたが、後半に入ると、数的優位の鳥取に流れが傾いた。

 後半3分にMF田中雄大がミドルシュートを放つなど果敢にゴールに迫る鳥取は同22分、左サイドからの柳楽のアーリークロスを尾崎が頭で折り返すと、前に飛び出したGKが触れず、ゴール前でフリーで待っていたFW住田貴彦が右足ボレーで無人のゴールに押し込んだ。先制後も攻め込んだ鳥取は追加点こそ奪えなかったが、そのまま1-0で勝利。昨季2敗だった対松本戦は初勝利となった。

「本当にラッキーだった」と決勝点を振り返った住田は、3月17日の水戸戦(3-1)以来、今季2得点目。水戸戦でのゴールも相手GKとDFが交錯してこぼれたボールを押し込んだもので、「どっちもラッキーなゴールだったので、次こそはしっかりしたゴールを決めたい」と力強く話していた。

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