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横浜FC 山口監督「何度倒されようが戦います。レフェリーストップがかかるまでは」

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[8.4 J2第27節 横浜FC1-2北九州 ニッパ球]

 昨季リーグ戦を5位で終え、プレーオフに進出した横浜FC。4日にホームで行われた第27節のギラヴァンツ北九州を1-2で落とし、今季2度目となる3連敗で5試合未勝利となった。順位は15位のままだが、プレーオフPO出場圏内の6位・徳島ヴォルティスとの勝ち点差は13まで広がっている。

 試合を振り返り、山口素弘監督は「非常に残念な結果になりました。うちも、北九州さんもなかなか勝てていないところで、前半は非常に堅い、我慢比べのようなゲームになりました。後半になって少し動きが出始めると、どうしても得点のチャンスが出てくるし、失点のピンチも出てくる。そこで失点をしてしまったのは残念かなという気がします」と、先制されたことを悔やんだ。

 それでも終盤、DF森下俊が一発退場となった後も、10人で反撃し1点を返したチームについては「10人になって、ああなったら形も、へったくれもありません。そのときに古い言葉ですが、根性を出してやっていたのは評価したいと思います」と、語っている。

 今シーズンは残り15試合となった。山口監督は「これですべてが終わったわけではない」と強調し、今季に限らず選手たちにとって重要な局面であると伝えたという。

「シーズンの残り試合もあるし、選手もこれでサッカーが終わるわけでもない。だから、しっかり歩みを進めていこうと選手たちには言いました。また、これもいつも言っていることですが、こういう苦しい、なかなか結果が出ないときに、どういう行動をするか。どういう気持ちでサッカーに取り組むかが、サッカー選手としても、ひいては人としても重要です。良いときは、誰もが気持ち良く、楽しくサッカーをするでしょう。けど、こういう苦しい時に下を向かずに、しっかりとサッカーに取り組むことが非常に重要になってくる。選手としてもそうだし、チームとしてもそうだし、ということを話しました」

 もちろん、そう話す監督自身も、最後まで戦い抜く覚悟だ。「僕自身も、これでへこたれるわけにはいかないですし、へこたれるつもりも毛頭ありませんので。何度、倒されようが戦います。レフェリーストップが掛かるまでは」と、宣言した。

(取材・文 河合拓)

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