終盤のFW田原のゴールで横浜FCがG大阪の連勝を止める
[8.25 J2第31節 横浜FC 2-2 G大阪 ニッパ球]
J2は25日、各地で第31節を行い、15位の横浜FCはホームのニッパツ三ツ沢球技場に首位のガンバ大阪を迎えた。前半4分にMF野崎陽介のゴールで先制した横浜FCだったが、同29分にはG大阪もFW宇佐美貴史が3試合連続となるゴールを決める。さらに後半22分にはDF藤春廣輝の今季3点目が決まり、逆転に成功する。しかし、粘る横浜FCも後半43分に途中出場のFW田原豊が同点ゴールを決め、2-2で試合は終了した。
横浜FCは前節の長崎戦(0-2)で負傷したDF森下俊、DF渡辺匠、さらに累積警告のDFペ・スンジンを欠いての一戦となり、DF森本良を今季初めてCBで起用。また右SBに武岡優斗をコンバートしている。2トップにはFW三浦知良、FW永井雄一郎の元日本代表コンビが並んだ。一方のG大阪は、MF明神智和がスタメンに復帰。日本代表経験者5名が先発という豪華なメンバーで、8月最後の一戦に臨んでいる。
[スタメン&布陣はコチラ]
前半4分、ホームの横浜FCが先手を取る。DF加地亮のパスを高い位置でカットした野崎が、そのまま縦に仕掛けてシュート。GK藤ヶ谷陽介の逆を突く形になり、横浜FCが1点をリードした。前半12分にはG大阪も高い位置で明神がMF寺田紳一からボールを奪う。これがMF大森晃太郎から宇佐美に渡り、宇佐美が右サイドのMF遠藤保仁にパス。フリーで受けた遠藤が右足でシュートを放ったが、ボールはゴール左へ外れて行った。
1点を先行した横浜FCはブロックを組んで守り、G大阪に攻撃の形をつくらせない。それでもG大阪は前半24分に右サイドでスローインを得ると、PA内のFWロチャへボールを入れる。DFを背負ったロチャが反転してシュートを放ったが、これは惜しくも左へ外れて行った。一方的にボールを回すG大阪は29分、遠藤の縦パスを大森が受ける。素早いプレスに潰されたが、こぼれ球に宇佐美が反応。ダイレクトでグラウンダーのシュートをゴール右隅に蹴り込み、試合を振り出しに戻した。その後もG大阪がボールを保持する展開が続いたが、前半は1-1で終了する。
後半の立ち上がりは、横浜FCがボールを回す。5分にはMF佐藤謙介のロングボールをPA内で野崎が落し、寺田が右足でシュートをしたが、これは右へ外れて行った。同7分にも佐藤が左足でゴールを狙ったが、枠を外れる。攻め続ける横浜FCは7分にも左サイドの角度のない位置からMF高地系治が左足でゴールを狙ったが、シュートはサイドネットに外れている。
対するG大阪も8分に、宇佐美のスルーパスから左サイドを突破したDF藤春廣輝がゴール前に速いボールを折り返す。ゴール前にロチャが飛び込んだが、わずかに合わなかった。後半10分には横浜FCも永井がハーフウェーライン付近からドリブルを仕掛け、右足でシュート。これは惜しくも左に外れて行った。
さらに横浜FCは13分にも左サイドの佐藤がPA内に走り込んだ野崎にパス。野崎の落としをDF中島崇典がシュートしたが、ボールはGK藤ヶ谷の正面を突いた。後半14分には両チームのベンチが動く。G大阪は大森に代えてMF岡崎建哉を起用。横浜FCは野崎に代えて、FWパトリックを投入し、永井が左ウイングに張り出し、パトリックが右ウイングになる4-3-3に布陣を変えた。
徐々にG大阪が横浜FCを押し込む展開になる。岡崎の縦パスから右サイド、左サイドの深い位置から折り返しが横浜FCのゴール前を横切るが、最後の一押しができない。さらに21分にもG大阪は、速攻からロチャがシュートに持ち込んだが、DFにブロックされて得点できない。それでも、このCKの流れから、藤春が左足でミドルシュートを突き刺し、G大阪が逆転する。
追加点を狙うG大阪は、後半31分にも岡崎が右サイドに展開し、加地がゴール前にクロスを入れる。これをロチャがヘディングシュート。GKシュナイダーに弾かれたボールにMF内田達也がつめたが、わずかに左へ外れて行った。横浜FCも34分に佐藤からの縦パスをPA内で受けた武岡がシュートに持ち込んだが、GK藤ヶ谷にキャッチされている。
後半35分にはG大阪の宇佐美がPA内左サイドで遠藤からのパスを受けると、マークを外してシュート。しかし、これは惜しくも右ポストを叩き、この日2点目のゴールとはならなかった。この直後に横浜FCは最後の交代枠で永井を下げて、FW田原豊を起用する。田原は同40分に高地からの横パスを受けて右足でシュートしたが、ミートしきれずに右へ逸れて行った。
攻勢に出る横浜FCは、後半43分に左サイドから中島がクロスを入れる。これを田原がDF今野泰幸に競り勝ち、ヘッドで叩き込んで試合を振り出しに戻した。アウェーで勝ち点3を目指すG大阪は、後半44分にロチャを下げて、FW平井将生を起用する。試合終了間際には、平井のボールキープから、今野にボールが渡り、右サイドの遠藤にパスが出る。遠藤がゴール前に折り返したボールはDFに当たり、内田達の前に転がる。内田は狙いすましたシュートを放ったが、GKシュナイダーに止められた。このまま2-2で試合は終了。G大阪の連勝は4で止まっている。
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J2は25日、各地で第31節を行い、15位の横浜FCはホームのニッパツ三ツ沢球技場に首位のガンバ大阪を迎えた。前半4分にMF野崎陽介のゴールで先制した横浜FCだったが、同29分にはG大阪もFW宇佐美貴史が3試合連続となるゴールを決める。さらに後半22分にはDF藤春廣輝の今季3点目が決まり、逆転に成功する。しかし、粘る横浜FCも後半43分に途中出場のFW田原豊が同点ゴールを決め、2-2で試合は終了した。
横浜FCは前節の長崎戦(0-2)で負傷したDF森下俊、DF渡辺匠、さらに累積警告のDFペ・スンジンを欠いての一戦となり、DF森本良を今季初めてCBで起用。また右SBに武岡優斗をコンバートしている。2トップにはFW三浦知良、FW永井雄一郎の元日本代表コンビが並んだ。一方のG大阪は、MF明神智和がスタメンに復帰。日本代表経験者5名が先発という豪華なメンバーで、8月最後の一戦に臨んでいる。
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前半4分、ホームの横浜FCが先手を取る。DF加地亮のパスを高い位置でカットした野崎が、そのまま縦に仕掛けてシュート。GK藤ヶ谷陽介の逆を突く形になり、横浜FCが1点をリードした。前半12分にはG大阪も高い位置で明神がMF寺田紳一からボールを奪う。これがMF大森晃太郎から宇佐美に渡り、宇佐美が右サイドのMF遠藤保仁にパス。フリーで受けた遠藤が右足でシュートを放ったが、ボールはゴール左へ外れて行った。
1点を先行した横浜FCはブロックを組んで守り、G大阪に攻撃の形をつくらせない。それでもG大阪は前半24分に右サイドでスローインを得ると、PA内のFWロチャへボールを入れる。DFを背負ったロチャが反転してシュートを放ったが、これは惜しくも左へ外れて行った。一方的にボールを回すG大阪は29分、遠藤の縦パスを大森が受ける。素早いプレスに潰されたが、こぼれ球に宇佐美が反応。ダイレクトでグラウンダーのシュートをゴール右隅に蹴り込み、試合を振り出しに戻した。その後もG大阪がボールを保持する展開が続いたが、前半は1-1で終了する。
後半の立ち上がりは、横浜FCがボールを回す。5分にはMF佐藤謙介のロングボールをPA内で野崎が落し、寺田が右足でシュートをしたが、これは右へ外れて行った。同7分にも佐藤が左足でゴールを狙ったが、枠を外れる。攻め続ける横浜FCは7分にも左サイドの角度のない位置からMF高地系治が左足でゴールを狙ったが、シュートはサイドネットに外れている。
対するG大阪も8分に、宇佐美のスルーパスから左サイドを突破したDF藤春廣輝がゴール前に速いボールを折り返す。ゴール前にロチャが飛び込んだが、わずかに合わなかった。後半10分には横浜FCも永井がハーフウェーライン付近からドリブルを仕掛け、右足でシュート。これは惜しくも左に外れて行った。
さらに横浜FCは13分にも左サイドの佐藤がPA内に走り込んだ野崎にパス。野崎の落としをDF中島崇典がシュートしたが、ボールはGK藤ヶ谷の正面を突いた。後半14分には両チームのベンチが動く。G大阪は大森に代えてMF岡崎建哉を起用。横浜FCは野崎に代えて、FWパトリックを投入し、永井が左ウイングに張り出し、パトリックが右ウイングになる4-3-3に布陣を変えた。
徐々にG大阪が横浜FCを押し込む展開になる。岡崎の縦パスから右サイド、左サイドの深い位置から折り返しが横浜FCのゴール前を横切るが、最後の一押しができない。さらに21分にもG大阪は、速攻からロチャがシュートに持ち込んだが、DFにブロックされて得点できない。それでも、このCKの流れから、藤春が左足でミドルシュートを突き刺し、G大阪が逆転する。
追加点を狙うG大阪は、後半31分にも岡崎が右サイドに展開し、加地がゴール前にクロスを入れる。これをロチャがヘディングシュート。GKシュナイダーに弾かれたボールにMF内田達也がつめたが、わずかに左へ外れて行った。横浜FCも34分に佐藤からの縦パスをPA内で受けた武岡がシュートに持ち込んだが、GK藤ヶ谷にキャッチされている。
後半35分にはG大阪の宇佐美がPA内左サイドで遠藤からのパスを受けると、マークを外してシュート。しかし、これは惜しくも右ポストを叩き、この日2点目のゴールとはならなかった。この直後に横浜FCは最後の交代枠で永井を下げて、FW田原豊を起用する。田原は同40分に高地からの横パスを受けて右足でシュートしたが、ミートしきれずに右へ逸れて行った。
攻勢に出る横浜FCは、後半43分に左サイドから中島がクロスを入れる。これを田原がDF今野泰幸に競り勝ち、ヘッドで叩き込んで試合を振り出しに戻した。アウェーで勝ち点3を目指すG大阪は、後半44分にロチャを下げて、FW平井将生を起用する。試合終了間際には、平井のボールキープから、今野にボールが渡り、右サイドの遠藤にパスが出る。遠藤がゴール前に折り返したボールはDFに当たり、内田達の前に転がる。内田は狙いすましたシュートを放ったが、GKシュナイダーに止められた。このまま2-2で試合は終了。G大阪の連勝は4で止まっている。
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