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退任発表のピクシー、「思い出ある」湘南でドロー

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[10.5 J1第28節 湘南1-1名古屋 BMWス]

 名古屋グランパスは敵地で湘南ベルマーレと1-1で引き分けた。

 後半30分にFWケネディがPKを沈めて先制したが、同38分に同点弾を許す。終盤、猛攻を見せた名古屋だったが、ケネディのシュートがポストを叩くなど、決定力を欠いてしまう。アディショナルタイムにはDF田中マルクス闘莉王が一発退場となるなど、この日も勝ちきれず、リーグ戦の連敗は3で止めたが、勝ちなしは5戦(2分3敗)に伸びてしまった。

 試合を振り返ったストイコビッチ監督は、「いいゲームだったとは思います。湘南の時間帯もあったし、名古屋の時間帯もあった。ケネディや永井がチャンスを決めることが出来なかったがサッカーでは起こりうること。チームとして効果的なゲームをしなければならない」と答えた。

 クラブは3日にストイコビッチ監督の今季限りでの退任を発表した。08年に就任した同監督は10年シーズンに名古屋を発のリーグ制覇に導くなど、クラブに栄光をもたらした。だが近年は長期政権から来るマンネリ化もあり、指揮を執って6シーズン目となった今季は、2ケタ順位に低迷するなど、チームを立て直せずにいた。

 今日試合を行ったBMWスタジアムは10年シーズンを制した際に、優勝を決めた思い出のスタジアムだった。「平塚の街も好きですし、この競技場も好き。思い出もある」と語ったピクシー。残り6試合すべてが感慨深いものになる。

「内容は上がっていると思う」と語ったピクシーは、「高いパフォーマンスを見せてしっかり勝ちきりたい」と力を込めた。


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