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ダニエルが土壇場決勝弾、名古屋がシーソーゲーム制し3連勝!!

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[11.23 J1第32節 名古屋3-2柏 豊田ス]

 名古屋グランパスがホームで柏レイソルを3-2で下した。激しい点の取り合いとなったゲームだが、後半アディショナルタイムに名古屋が勝ち越し、リーグ戦3連勝を飾った。対する柏はリーグ戦は2連敗。4戦勝ち星から遠ざかっている。

 DF田中隼磨、DF阿部翔平といった主力の退団が発表された名古屋だが、この日も田中隼、阿部ともにスタメンに名を連ね、不動のメンバーで臨んだ。

 先制は名古屋。前半19分、ハーフウェーラインを少し越えたあたりの左サイドからMF藤本淳吾が大きなボールをゴール前に入れる。これを絶妙トラップで受けたMF小川佳純は左足で巻くようにしてゴールを狙う。これがブロックに入ったDF渡部博文の股を抜け、ゴールネットに収まった。

 この後も名古屋が押し気味ゲームを進めたがが前半41分、柏もワンチャンスを生かし反撃を試みる。ゴール前左で粘ったFW工藤壮人がマイナスのボールを入れる。これにファーサイドから走り込んだMF太田徹郎が豪快に蹴り込み、同点ゴールを奪った。太田は前節広島戦に続く2試合連続ゴールとなった。

 後半最初にゴールを奪ったのも名古屋だった。15分、左サイドからのスローインを繋ぐと、FW永井謙佑からの絶妙な浮き球リターンパスを小川が左足ダイレクトで狙う。シュートはクロスバーを叩いたが、ボールは勢いのままゴール方向に跳ねていった。小川にとっては第14節の清水戦以来、今季2度目の1試合2ゴールとなった。

 しかし後半36分、こぼれ球を拾おうとしたMF茨田陽生からFW玉田圭司がボールを奪おうとするが、足に当たってゴール前にこぼれてしまう。これがスルーパスのようになると、反応したFW工藤壮人が蹴り込み、同点とした。

 だがシーソーゲームはまだ終わらなかった。完全にパワープレーに出た名古屋は180cmを越える大型プレーヤーを前線にそろえ、迫力ある攻撃を続ける。するとアディショナルタイム3分、途中出場でボランチに入っていたDFダニエルが中央突破。玉田のポストからリターンを受けると左足を振り抜く。「難しい試合だった。決めることが出来てうれしい」。移籍2年目、ダニエルの嬉しい移籍後初ゴールで名古屋が3連勝を飾った。


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