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「関塚ジャパンもいいイメージで」、白星発進の佐々木監督が男子にエール?

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[7.25 ロンドン五輪F組 日本2-1カナダ コベントリー]

 27日の五輪開幕に先立ち、五輪全競技の先陣を切ったなでしこジャパンが初戦を白星で飾った。佐々木則夫監督は「五輪の競技が今日からスタートして、なでしこジャパンが日本の競技のスタート。なでしこジャパンにとっても、オールジャパンにとっても、いいスタートを切れた」と強調。「これで関塚ジャパンにも、明日いいイメージでやってもらえればと思う。プレッシャーじゃなくてね」と、明日26日にスペインとの初戦を控えたU-23日本代表にも冗談交じりにエールを送った。

 これまで右サイドハーフで起用することが多かったFW大野忍を前線に置き、MF川澄奈穂美のポジションを中盤の左サイドに下げた。その2人のコンビネーションから生まれた先制点。「今回、大野と川澄のポジションを変えた。そこで2人が機能したのはよかった。そこは僕の称賛にもつながっていくと思う」と笑った指揮官は「勝因は全員がカナダより走り切れたこと、守備が安定していたこと。1回の守備のミスで失点した」と納得の表情だった。

 交代カードは後半19分に投入したFW安藤梢だけ。「守備の部分を考えたときに今の流れのままでいいかなと判断した。点を取りに行こうとすれば岩渕、丸山の投入もあったかと思うが、バランスを崩したくなかった」と説明。「2-1のまま、シビアな戦いで90分を終えたのは次のスウェーデンに向けて身になるゲームだったと思う」と前向きに話し、「反省もあるけど、勝ち点3を取るのが今日の大きなテーマだった。選手たちをほめてあげたい」と手放しで称賛した。

(取材・文 西山紘平)

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