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長谷部と岡崎が感じた“トップ下・香川”

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[3.22 国際親善試合 日本2-1カナダ ドーハ]

 約1年ぶりにトップ下で先発したFW香川真司(マンチェスター・U)について、チームメイトが言及した。

 前半、2列目の右サイドでプレーしたFW岡崎慎司(シュツットガルト)は「(香川)真司が近寄ってきてくれるほうがワンツーもチャレンジできるし、良かったと思う」と、香川との距離感をもっと縮めたいという希望を口にした。

 岡崎によれば、「監督から、僕がサイドに行ったときに近寄るなと言われていることで、自由に動き切れなかったんじゃないか」とのこと。選手同士の距離に関しては、攻撃時のみならず、ボールを失った際にセカンドボールを拾えないというデメリットも生み出しており、「前半は(香川)真司と前田さんがフラットになっていたので、途中から縦の関係にしたら拾えるようになった」と振り返った。

 また、ボランチのMF長谷部誠(ボルフスブルク)は「乾と真司のところは距離感がいいときはしっかり崩せていた。後ろからの組み立ての問題もあると思うので、もっと周りも気を遣っていく必要がある」と言う。だれもが認め、だれもが気にしているトップ下の香川。その成長はチームの成長へとダイレクトにつながっていく。

(取材・文 矢内由美子)

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