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「攻め切ったと思います」磐田が前田V弾で湘南下す!

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[4.10 ナビスコ杯第4節 磐田1-0湘南 ヤマハ]

 2勝1敗でグループA首位のジュビロ磐田と5位・湘南ベルマーレとの一戦は、日本代表FW前田遼一の決勝ゴールによって磐田が1-0で勝った。

 6日のJ1浦和戦で今季初ゴールを挙げた前田が2試合連続ゴールだ。前半11分、右サイドからドリブルで切れ込んだMF駒野友一が相手のスライディングタックルをかわし、体勢を立て直してからクロスボール。中央で湘南DFが触ったが、コースの変わったボールをファーサイドでコントロールした前田が右足でゴールへ叩き込んだ。

「コマ(駒野)が上げたボールをゾノ(金園英学)が上手く競ってくれて、いいところにこぼしてくれた。そのお陰です」と前田。「みんな結果出していて、ボクが結果を出していない」というエースは両チーム最多のシュート4本を放つなど、前半から積極的にゴールへ迫り続けていた。

 磐田はその前田とFW金園英学の2トップが躍動した。前半13分には右サイドから前田、金園とつなぎ、走りこんだMF山田大記が強烈な左足シュート。22分にはカウンターから山田のスルーパスで抜け出した金園がGKとの1対1から右足を振りぬく。だが、この一撃はクロスバーを直撃。金園は前半45分にも相手の不意を突く左足ミドルがクロスバーを叩き、ゴールに見放されたが、ナビスコ杯3戦連続ゴールの好調ぶりを発揮していた。 

 一方、湘南はキャプテンマークを巻いたFW古橋達弥が左膝を痛めたか、前半わずか15分で途中交代。MF岩上祐三の右クロスをMF梶川諒太が合わせ、MF岩尾憲の右足ミドルがゴールを襲う場面もあったが、なかなか磐田守備陣を脅かす攻撃をすることができない。

 後半、MF小林裕紀の右クロスからチョ・ビョングクに決定的なヘディングシュートを放たれるなど、磐田に押し込まれてなかなかシュートまで持ち込むことができていなかった湘南だが、25分に左サイドからのパスを受けたFW武富孝介が右足シュート。この一撃が右ポストをかすめ、直後からMF菊池大介を投入して攻撃のテンポアップを図る。持ち前の走力を生かして追撃した湘南だったが、磐田は森下仁志監督が「全く押し込まれた感じはしていない。攻め切ったと思います」と振り返ったように攻め続けて1-0で勝利。首位を守った。


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