beacon

[天皇杯]富山の「川崎」、川崎F慌てさせるゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.11 天皇杯3回戦 川崎F 3-1 富山 等々力]

 カターレ富山の「川崎」が川崎フロンターレに冷や汗をかかせた。チームのファーストシュートとなる左足ミドルを放つなど、積極的にゴールを目指していた富山MF川崎健太郎は前半ロスタイム、右サイドのPAやや外でボールを受けると相手GKの重心が前に傾いていたところを見逃さずに左足を振りぬく。ボールはGKの指先を抜けてそのままゴール左隅へと吸い込まれた。

 今季J2では32試合に出場して1得点の男が決めた値千金の一撃。このゴールがチームを乗せ、J1の首位チーム相手に後半25分まで1-1と食い下がらせた。ゴールについて「入ったなという感じ。思い切って狙っていけたんで、いい結果になったと思う」と語った川崎。だが、敗戦に「技術的には変わらないと思ったけど、判断の速さとフィジカルの差があった。このまま『負けた』で終わらないで今後のリーグ戦3試合と来年につなげていきたい」とチームでの成長を誓った。

(取材・文 吉田太郎)

TOP