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韓国代表の大宮パクがデビューも「悔しい」

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[4.25 J1第7節 大宮0-1新潟 埼玉]

 大宮アルディージャ期待のDFパク・ウォンジェが25日のアルビレックス新潟戦でJデビューを果たした。

 韓国代表のパクは左サイドのスペシャリストとして注目を集めていたが、開幕前に右膝を負傷し戦線離脱。この日は雨で足元が悪いながらも軽快な動きを見せ、90分間プレー。試合後、パクはデビュー戦の感想を振り返った。「怪我が回復してデビューできたが、チームが負けてしまってとても悔しい。今日はSBとして安定した守備をすること、そして機会があればオーバーラップして攻撃をサポートすることを意識していたんですが・・・」。

 守備面では新潟の強力な攻撃陣を見事に抑えた。特に突破力のあるFW矢野貴章、大島秀夫、チョ・ヨンチョルらの良さを消しては、チームの即戦力として機能。張外龍監督もパクの働きに手応えを掴んだようで、「相手の良さを消して、うちの良さを生かすプレーができていた。ウォンジェもやっていけるという印象を受けた」とコメント。

 後半途中からはMF小林慶行が抜けた左ボランチに入り、攻守に渡ってチームの舵をとった。「SBもボランチも練習試合で試していたし問題なかった。まずは相手のカウンターを確実に潰すことを目指した」。パクの武器は無尽蔵のスタミナとフィジカルの強さ、そして左足から放たれる高精度のクロスだ。この日は、狙いすましたクロスでのアシストは見ることは出来なかったが、近いうちに見られるだろう。「これからはもっと良くなっていく。自分がどこの役割をやろうともチームの勝利のために頑張っていきたい」。そう語ったパク。来季のACL出場を目標の一つに掲げる大宮で、新しい力がまた一つ生まれた。

<写真>大宮DFパク・ウォンジェ
(取材・文 山口雄人)

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