beacon

ダービー完敗の大宮・石原「申し訳ない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.13 ナビスコ杯GL第7節 浦和6-2大宮 埼玉]

 「観に来てくれたファンの方々に申し訳ない」。さいたまダービーとなったこの日の浦和レッズ戦。2-6で完敗した大宮アルディージャFW石原直樹が悔しげに下を向いた。

 前半途中まで0-0で主導権の握りあいを演じていたが、前半38分に浦和MF山田直輝にゴールを許すと、後半には一気に組織が崩れた。後半5分、浦和FW高原直泰のPA侵入を阻止したMF藤本主税がこの日2枚目の警告で退場処分になると、PKを決められ0-2に。数的不利の状況になると、失点を繰り返した。

 「個人的能力の差を埋めるべく組織的な練習をこの1週間してきたが、あの退場で多くのスペースを使われたのが敗因」と張外龍監督。しかし0-4とされた後半20分、浦和DF山田暢久のミスからボールを奪取し、「外したら次はないだろうと覚悟していた」というMF土岐田洸平がゴール。同38分にはFW藤田祥史が2点目を決めたが、開き過ぎた点差は埋めることは出来なかった。

 「若い選手が点を取ってくれたのは今後に繋がる」。そう指揮官は振り返った。途中交代の石原も「少しでも得点が出来たのがせめてもの救い。せっかくのさいたまダービーを観にきてくれた人に申し訳ない試合。リーグ開幕まで時間があるので反省して臨みたい」。一度落ちたら上がるだけ。リーグ再開後の大宮に期待したい。

<写真>大宮FW石原
(取材・文 山口雄人)

TOP