[7.19 J1第18節 山形3-1磐田 NDスタ]

　J1第18節の残り3試合が19日各地で行われ、山形県天童市のNDソフトスタジアム山形(観客動員数:10255人)では暫定14位のモンテディオ山形が7位のジュビロ磐田と対戦。ホームの山形が3-1で勝利し、順位を11位に上げた。一方、磐田は9位に後退した。

　試合を動かしたのは前半16分、山形だった。左サイドのFKからDF小原章吾が相手ともつれながらもシュート。1-0とした。

　先制点を奪われた磐田も反撃に出た。同22分、中盤にいたMF山本康裕からFW成岡翔が右サイドへ繋ぐと、MF西紀寛がPAにセンタリング。それをFW前田遼一が頭で押し込み1-1とした。

　しかし、山形はここから一気に試合を決めにかかる。同点とされた1分後、1次攻撃のシュートのこぼれ球をMF宮沢克行が思い切り良くフィニッシュ。2-1とすると同27分には、宮沢のパスを右サイドで受けたFW長谷川悠が、中へ鋭く切れ込み左足でシュート。ボールはゴール左隅に飛び、GK川口能活が見送ってしまうほどの絶妙なコースを突いた。前半だけで3-1。山形が猛攻をかけた。

　磐田は最後まで加点をすることが出来ずに、結局このままのスコアで試合終了。3試合ぶりの黒星を喫し、第18節を終えた。

(文 山口雄人)