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今季限りで引退の千葉・斎藤がチームメイトにゲキ、「体をいじめろ」

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[11.29 J1第33節 千葉0-2大分 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉がついに最下位に転落した。18位大分との直接対決は、今季限りで現役を引退するDF斎藤大輔にとってもホーム最終戦だったが、そのメモリアルゲームを勝利で飾ることはできなかった。

 斎藤は試合後の引退セレモニーで「13年間、いろんなことがありましたが、僕にとって充実した13年でした。ここにいるチームメイトと来年から選手として一緒にサッカーができないのは少しさみしいけど、みんなには目いっぱい自分の体をいじめて、よりよい選手になってほしい」と挨拶。来季からは指導者の道を進むが、「あと1試合残っているので、最後をいい形で締めくくって、来季につないでいきたい」と12月5日の最終節・G大阪戦での勝利を誓っていた。

 セレモニーではサポーターから「まだできるぞ!」「お前が必要だ!」との声も飛んだ。「引退は昨日、今日決めたわけじゃない。今年でやめようというのはシーズン始めから決めていた。いい形で終えようと思っていたけど、J2に降格してしまって、それが心残りだし、自分の力不足を痛感している」と悔しさを隠さなかった。

 来季、J2に舞台を変えるチームメイトには「厳しさが大事だと思う。僕自身、29歳のときにジェフに来て、オシムさんにフィジカルを鍛えられて、そこからの3年間が一番体も動いていた。年齢じゃない。しっかり鍛えれば、体は反応する。そういうことも伝えていきたい」とゲキを飛ばしていた。

<写真>今季限りでチームを去る千葉MF斎藤がサポーターに挨拶
(取材・文 西山紘平)

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