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京都が3戦目で初勝利、仙台は疑惑のゴールで3連勝ならず

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[3.20 J1第3節 京都2-1仙台 西京極]

 京都サンガF.C.はここまで2連勝中のベガルタ仙台に2-1で競り勝ち、今季3試合目で初勝利を挙げた。前半6分、今季初先発のMF渡邉大剛の右クロスに飛び込んだのは、こちらも初先発のMF角田誠。強烈なヘディングシュートを叩き込み、幸先良く先制点を奪った。

 仙台も前半36分、MF梁勇基の左CKにFW中原貴之が頭で合わせる同点ゴール。チームの武器であるセットプレーを生かし、試合を振り出しに戻した。

 ところが、後半8分、仙台にとっては不運な形で失点を喫した。京都は渡邉の右クロスのこぼれ球をMF中山博貴がシュート。これをオフサイドポジションにいたMFディエゴがゴール前で触って角度を変え、ゴールネットを揺らした。ディエゴはオフサイドの位置にいたが、副審の旗は上がらず、ゴールが認められた。

 仙台は同点ゴールを目指し、猛攻を仕掛けたが、京都のGK水谷雄一が好セーブを連発。後半31分のMFフェルナンジーニョ、同39分のMF太田吉彰のシュートはいずれも水谷が体を張って防ぎ、京都が2-1で逃げ切った。

 角田は試合後のインタビューで「やってやろうという気持ちだった。2試合勝ってなかったし、とにかく勝とうと思っていた」と、自分の先発試合で初勝利を飾ったことを喜んでいた。

(文 西山紘平)

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