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遠藤がJ初含む2発、鹿島が暫定首位に

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[3.27 J1第4節 鹿島 3-1 山形 カシマ]

 鹿島アントラーズが今季リーグ戦初先発コンビの3発で暫定首位に立った。

 鹿島は前半35分、MF野沢拓也の右CKを右足首の負傷から復帰した韓国代表CBイ・ジョンスが打点の高い豪快なヘディングシュート。これがモンテディオ山形ゴールへと突き刺さり、先制した。さらに40分には自陣からのフィードをFWマルキーニョスが胸トラップ。このボールは山形DFにクリアされたが、その先にいたMF遠藤康が左足ダイレクトでシュートを放つと、ボールはGKの股間を抜けてゴールへと吸い込まれた。

 浦和との開幕戦でプロ初アシストを記録し、AFCチャンピオンズリーグ・全北現代戦でプロ初ゴールといずれも途中出場で結果を残してきた遠藤のJ初ゴール。初先発のチャンスにしっかりとゴールで応えた遠藤は、後半5分にも日本代表DF内田篤人がPAへ出したパスを受けると、鋭いターンでDFを外して左足シュート。ゴール右ポストを叩いたボールは、シュートに横っ飛びで反応し倒れたままだったGKに当たり、ゆっくりとゴールラインを越えた。

 3点ビハインドとなった山形は26分、途中出場のMF増田誓志の右クロスをFW田代有三が頭で合わせてゴール。前鹿島コンビが古巣のゴールをこじ開けるが、反撃はこの1点のみに終わり、鹿島が3-1で勝った。2得点の遠藤は試合後のインタビューで「本当にうれしい。チームが勝つことにこだわってプレーしていた。その中で勝てて、ゴールを決められたことがよかった」と喜びをかみ締めていた。

(文 吉田太郎)

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