beacon

闘莉王が劇的決勝点も…次節浦和戦は出場停止に

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.1 J1第9節 名古屋2-1山形 瑞穂陸]

 名古屋グランパスは試合終了間際にDF田中マルクス闘莉王が決勝点を奪い、モンテディオ山形に2-1で競り勝った。

 腰痛の回復したFWケネディが3試合ぶりに復帰した名古屋。開始7分、FW金崎夢生の右クロスに走り込んだケネディが頭で叩き込み、先制に成功した。

 その後もチャンスをつくり、前半21分にはFW玉田圭司の左クロスから金崎がヘディングシュート。同27分には玉田がドリブルで持ち込み、左足で狙ったが、ゴール右にそれた。

 苦しい展開となった山形だが、前半41分、MFキム・ビョンスクのラストパスを受けたMF北村知隆が反転しながらの右足シュートで同点に追いついた。

 首位・清水に引き離されないためにも勝ち点3がほしい名古屋は勝ち越しゴールを目指して猛攻を仕掛ける。後半36分にはDF千代反田充を投入し、闘莉王を前線に上げるパワープレーに打って出ると、これが奏功した。

 後半44分、MF三都主アレサンドロが玉田とのワンツーで左サイドを抜け出し、ゴール前にクロス。前線に残っていた闘莉王が豪快なヘディングシュートを突き刺した。

 劇的な勝利で2連勝を飾った名古屋だが、次節5日の浦和戦は闘莉王が累積警告で出場停止に。昨季まで所属していた古巣との一戦に出場できなくなり、悔しそうな表情も浮かべていたが、試合後のインタビューでは「監督には“次は俺が出る必要のないようによろしくお願いします”と話した」と語った闘莉王。ストイコビッチ監督も「残念だが、ルールに乗っ取ってやるしかない。浦和戦には出られないが、それもひとつの人生だと思う」と話していた。

(文 西山紘平)

TOP