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大宮・石原が2得点。「苦しいことがあったけど勝てて良かった」

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[5.1 J1第9節 大宮2-1京都 NACK]

 背番号9が大きな仕事をやってのけた。大宮アルディージャのFW石原直樹が先制&勝ち越しの2ゴールを決めて今季2勝目に導き、降格圏から脱出させた。

 「自分の特徴を出して100%を出そうと思っていた。勝ち点3が取れてうれしい。先制点が取れたのがよかった。苦しいことがあったけど勝てて良かった」

 石原は安堵の表情をみせた。リーグ戦2試合ぶりの今季4得点としたが、開幕戦で挙げたゴール以外、勝利に結びつかず、ストライカーとして責任を感じていた。特にエースFWラファエルが負傷で離脱。背番号9を背負う男として、何とかチームを勝たせたい思いがあった。

 この日は2得点ともサイドからのクロスに持ち味のスピードを生かして素早く反応。いずれも綺麗な形でゴールを奪った。本人は前半11分に左サイドからのクロスに走り込み、左足ボレーで決めたゴールがお気に入りのようで「1点目は自分の形で取れた」と満足そうだった。

 まだラファエルの戦列復帰は決まっておらず、石原のさらなる頑張りが必要なところだ。この日のゴールのように、これからも勝利につながる決勝点を決めるつもりだ。

<写真>大宮FW石原
(取材・文 近藤安弘)

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