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昇格組対決は痛み分け、クルピ監督「結果は望むものでなかった」

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[5.1 J1第9節 仙台1-1C大阪 ユアスタ]

 ベガルタ仙台セレッソ大阪の昇格組対決は1-1の痛み分けに終わった。

 立ち上がりから優勢に試合を進めたのはC大阪。前半8分、FW家長昭博の左クロスに合わせたFWアドリアーノのヘディングシュートがクロスバーに弾かれると、同35分にもMF乾貴士がワンツーで抜け出し、右足でシュート。後半13分にはMF香川真司のパスからアドリアーノがGKと1対1の決定機を迎えたが、シュートを打ち切れず、チャンスをものにできなかった。

 こうなると、試合は仙台ペースへ。後半17分、MF梁勇基の右CKのこぼれ球から最後はDF鎌田次郎が押し込み、仙台が得意のセットプレーを生かして先制した。

 リードを許し、さらに攻勢を強めるC大阪は後半29分にFW小松塁が左サイドを突破し、その折り返しにアドリアーノが合わせ、同点に追いついた。その後も勝ち越しゴールを狙ったが、試合は1-1のまま終了。勝ち点1を分け合った。

 C大阪によると、レヴィー・クルピ監督は「決定的チャンスはセレッソに多かったと思う。今日の試合の結果は望むものではなかった。数字の上では勝ち点1というのは望むものではなかった」とコメント。また、3試合ぶりに復帰したMFマルチネスが後半23分に負傷交代するなど不安を残した。

(文 西山紘平)

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