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新潟が3発逆転で怒涛の4連勝、矢野は無得点のままW杯へ

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[5.15 J1第12節 新潟3-1山形 東北電ス]

 アルビレックス新潟が3-1の逆転勝利で4連勝を飾り、最高の形で中断期間を迎えた。前半28分にCKの跳ね返りをMF宮沢克行に蹴り込まれ、モンテディオ山形が先制したが、前節清水に今季初黒星を付けた新潟の勢いは止まらなかった。

 前半37分、MFマルシオ・リシャルデスの直接FKで同点に追い付くと、同45分にはMF本間勲の強烈なミドルシュートで逆転。後半39分にはマルシオ・リシャルデスのパスを受けたMFチョ・ヨンチョルがスピードでDFを振り切り、左足で試合を決定付ける3点目を奪った。

 開幕から8試合白星なしと出遅れたが、怒涛の4連勝。現時点で暫定ながら7位にまで順位を上げた。

 日本代表のW杯メンバー23人に選ばれたFW矢野貴章は得意のヘディングでゴールを狙ったが、前半14分のシュートはGK正面に飛び、同35分のヘッドもGKに阻まれた。今季は公式戦14試合に出場し無得点。ゴールという結果を出せずにW杯に行くことになったが、泥臭く体を張ったプレーはこの日も随所に見られた。

 試合後の挨拶では「南アフリカに行っても、ここアルビレックスと新潟を代表して、自分の持っているものをすべて出して、日本の勝利に貢献したい」と新潟サポーターの前で約束していた。

(文 西山紘平)

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