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10人の大宮が埼玉ダービー制し7戦ぶり白星

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[7.31 J1第16節 浦和0-1大宮 埼玉]

 大宮アルディージャが数的不利を跳ね返す勝利で埼玉ダービーを制し、7試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 立ち上がりから積極的な攻撃を見せた大宮は前半28分、左後方からのFKにゴール前でDF坪内秀介が競ると、こぼれ球に反応したFWラファエルが倒れ込みながら右足ボレー。幸先良く先制点を奪った。

 ところが、前半39分、DF村上和弘が足を高く上げてDF平川忠亮と衝突。このプレーでスチュアート・アトウェル主審は村上にレッドカードを提示し、一発退場となった。

 数的不利に立たされた大宮は後半45分間、防戦一方を強いられたが、GK北野貴之が好セーブを連発。粘り強く最後までゴールにカギをかけ、1-0で逃げ切った。

 ラファエルは試合後のインタビューで「昨年も厳しい状況の中でダービーに勝って、波に乗ってJ1に残留した。今季もこの勝利でチームがいい方向にいくと思う」とコメント。昨季は残留争い真っ只中の第30節で浦和と激突し、ラファエルの2得点などで3-0と快勝し、J1残留に大きく前進した。この日の勝利で16位に順位を上げたとはいえ、まだ降格圏。この1勝を勝ち点3以上に価値あるものにするためにも、次節8月7日の湘南戦が重要な一戦となる。

(文 西山紘平)

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