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前後半でガラリと変わる福岡、前半3得点0失点が後半0得点10失点

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[5.7 J1第10節 横浜FM3-2福岡 日産ス]

 またしても後半に崩れた。2-0から後半の3失点で逆転負けを喫したアビスパ福岡。篠田善之監督は「前半はきちっとしたサッカーができて、2点取れた。そこはよかった」と振り返ったが、4月29日の鹿島戦(1-2)に続く今季2度目の逆転負け。今季はここまで5試合を戦い、前半は3得点無失点ながら後半は無得点10失点と、前後半で対照的な戦いが続いている。

 この日も後半1分の失点で1-2と1点差に追い上げられると、ラインが下がって防戦一方となった。DF山形辰徳は「自分たちではバテている印象はないけど、見ている人に後半はペースが落ちてバテていると言われているのは足が止まっているからだと思う。もっと賢く守備をしないといけない」と肩を落とした。

 FW城後寿は「後半は球際の差が出た。そこでもっと激しくいかないと、マイボールもマイボールにできない」と指摘する。前半は積極的なプレスからの速攻でチャンスをつくるが、後半に入ると運動量が落ち、プレッシャーにいけなくなって相手にボールを回され、受け身になる悪循環。山形は「自信がなくなることはない。ここ数試合、前半は素晴らしいサッカーができている。下を向く必要はない」と力説したが、前半のようなサッカーを90分間続けることが5シーズンぶりのJ1白星につながっていくはずだ。

(取材・文 西山紘平)

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