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千葉は10人を攻め切れずホームで悔やまれるドロー

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[7.9 J2第20節 千葉1-1熊本 フクアリ]

 首位のジェフユナイテッド千葉は数的優位を生かせず、1-1の引き分けに終わった。6試合連続負けなし(3勝3分)となったが、連勝は2でストップ。暫定2位の徳島に勝ち点1差まで迫られ、明日試合を控える栃木が勝てば、勝ち点で並ばれることになる。

 “長身対決”を制し、ロアッソ熊本が先制した。前半6分、DF原田拓の右CKにFW長沢駿が頭で合わせる。191cmの長身FWが、204cmの千葉FWオーロイの前に入り込むヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

 千葉も直後の前半9分、FKから試合を振り出しに戻す。今季初先発となったMF林丈統の無回転FKをGKが前に弾き、こぼれ球をDF竹内彬が左足で蹴り込んだ。

 1-1で折り返した後半6分、試合は大きく動き出す。熊本MF片山奨典が立て続けに警告を受け、退場処分。数的優位に立った千葉がここから猛攻を見せた。

 後半14分、MF伊藤大介の左CKをオーロイが頭でそらし、竹内が飛び込んだが、わずかに届かず。同37分にはFW深井正樹の左クロスをMF米倉恒貴が頭で捉えたが、ヘディングシュートはGKの好セーブに阻まれた。試合終了間際には深井のFKをGKが弾き、セカンドボールをMF佐藤勇人が狙ったが、DFがクリア。結局、最後まで次の1点を奪えず、ホームで勝ち点3を手にすることはできなかった。

 クラブによると、ドワイト監督は10人の相手を攻め切れなかったことについて「GKがいいセーブをしたり、セカンドボールがこちらの選手の前に来なかったなど、いろいろな理由が挙げられるが、ハイテンポでのプレーができなかったことが大きい」と指摘。「今日は引き分けに値するゲームをしたと思っている」と、結果を真摯に受け止めていた。

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