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攻めるのか守るのか、千葉は自滅で連勝ならず

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[4.25 J1第7節 千葉0-1浦和 フクアリ]

 前節18日のF東京戦(2-1)で今季初勝利を飾ったジェフユナイテッド千葉だが、0-1の惜敗で連勝はならなかった。前半は高い位置からのプレスもはまり、浦和に攻撃の形をつくらせなかった。前半のシュート数は1本だったが、被シュートも4本。千葉ペースの45分間かと思われたが、ハーフタイムにミラー監督が「後半は積極的にプレーしろ」と指示を送ると、一転してバランスを崩した。

 後半開始早々、FW原口元気に最終ラインの裏に抜け出され、決定的なピンチを招くと、4バックがずるずると下がってしまった。前半はコンパクトだった中盤が間延びし、攻撃でもFW巻誠一郎が孤立した。巻は「後半最初にするすると抜けられて、あの1本でラインが下がった。相手が長いボールを使いながら展開するようになって、うちの対応が遅れた」と敗因を挙げた。

 前半のサッカーを続け、相手を焦らせたところで速攻から1点を奪う。多くはないチャンスを生かして勝ち点3をつかむためには、そうした開き直りも必要だったのではないか。前半の45分間も決して守備的ではなく、積極的なディフェンスができていただけに、何とももったいない試合だった。

<写真>試合後、控室へ引き上げる千葉選手たち
(取材・文 西山紘平)

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