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D・マルケス初先発も大宮3連敗

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[4.29 J1第8節 大宮 0-3 山形 NACK]

 エース・FWデニス・マルケスが今季初先発した大宮アルディージャだったが、シュートわずか4本に終わり3連敗となった。立ち上がりはこれまでの試合と同じように、中盤の選手が相手最終ラインの裏を突くパスを狙っていた大宮。だが、前線から中盤に引いてボールを受けようとするデニス・マルケスの動きと周囲の意識がかみ合わず。さらに13分までに失ったまさかの2失点で苦しい展開となった。

 それでも中央でボールキープするエースらが中盤で主導権を握ると、相手のDFがやや中央に固まった隙を突いた左のキム・ビョンスクと右の塚本泰史の両SBがサイドのスペースを強襲。決定的なチャンスをつくり出す。張外龍監督もハーフタイムに「リズムは悪くない」と強調していたが、後半PA付近に押し込まれても集中力の切れない相手の粘り強い守りを打開できないでいると、後半31分から試みたデニス・マルケス、FW石原直樹、FW藤田祥史の3トップも不発。公式戦7戦不敗の好スタートを切ったチームはこれで3連敗となった。デニス・マルケスは「切り替えたい。次は勝ち点3得られるように頑張る」。次節はF東京戦とのアウェー戦だが、何とか再浮上のきっかけをつかみたいところだ。

(取材・文 吉田太郎)

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