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両GKが好守連発も最後は鄭大世弾で川崎Fが5連勝

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[6.28 J1第15節 山形0-1川崎F NDスタ]

 MF中村憲剛をコンディション不良で欠いた川崎フロンターレだが、途中出場のFW鄭大世の決勝ゴールでモンテディオ山形に1-0で競り勝ち、5連勝を飾った。一方の山形は7試合連続白星なし(2分5敗)となった。

 立ち上がりから川崎Fが猛攻を仕掛けた。前半6分にFW矢島卓郎、同7分にFWレナチーニョが決定機を迎えるが、GK清水健太が好セーブでしのぐ。公式戦3戦連発中のレナチーニョはこの日もキレ味鋭い動きを見せていたが、同13分のシュートはクロスバー、同15分にはポストを直撃。運にも見放され、前半は0-0で折り返した。

 守護神の好守に応えたい山形は後半に入ると、川崎Fの運動量が落ちたこともあり、反攻に出る。後半20分にはMF廣瀬智靖、同24分にはFW古橋達弥がゴール前に抜け出すが、GK川島永嗣が鋭い反応で防いだ。

 FW長谷川悠も立て続けに決定機を迎えたが、後半36分のシュートは川島が右足1本でセーブ。同37分には絶妙なループシュートを狙ったが、川島が体を精一杯伸ばし、右手でかき出した。

 これで流れは再び川崎Fに。後半35分から出場した鄭は同42分、FWジュニーニョのスルーパスに反応。GKとの1対1を冷静に流し込み、決勝点を奪った。

 鄭は試合後のインタビューで「後半は攻められる場面が多くて、決定機もつくられていた。でも守備陣とGKが頑張ってくれたおかげで、あそこでなめらかな攻撃ができたと思う」と守備陣に感謝。今後は7月1日にG大阪、同5日に鹿島とホームで強敵との2連戦を控えるが、「2つとも強豪で、JでNo.1か2かを争うチーム。ホームの利を生かして、しっかり勝って、連勝を続けられるように頑張りたい」と意気込んでいた。

(文 西山紘平)

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